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宗教分離?
アメリカでは大統領が就任するさいに聖書の上に手を置き宣誓しますが、その行為はアメリカの政教分離の原則に反してはいないのでしょうか?詳しく分かる方がいましたら教えてください。よろしくお願いします。
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アメリカで言う政教分離の本来の意味は、キリスト教を信じることを前提とした上で、宗派の違いによって不利な扱いを受けることをしません、という意味です。 宗教を政治から分離するという意味ではありません。
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- d-y
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就任式の宣誓の文句は、合衆国憲法で以下のように規定されています。 "I do solemnly swear [or affirm] that I will faithfully execute the office of President of the United States, and will to the best of my ability, preserve, protect, and defend the Constitution of the United States." 聖書に誓うのがいやな人には、swear(誓う)ではなくaffirm(確約する)と言うオプションが用意されているのです。 これは、もともとは、神に誓うという行為が教義の上で禁じられているクエーカー教徒を意識して作られたオプションだそうです。 だから、聖書に誓うスタイルは強制されているわけではなく、大統領本人の選択によるものなのだと思います。 そもそもアメリカと言う国は、お札やコイン全部に“In God we trust"というモットーを書いてしまうくらいで、ある意味宗教色の濃い国です。 政教分離という意味からいえば、特定の神(キリストとかアラーとか仏陀とか)を意図していない限り、一般的な「神」が政治に登場しても問題にしない感覚らしいです。
- used
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あれは政教分離原則からすれば反していると考えることができると思います。 政教分離原則については、アメリカ合衆国憲法の修正第1条で謳われているということです。 ただ、日本国憲法では第20条3項で国の宗教的活動を禁止していますが、合衆国憲法の修正第1条では、国教樹立の禁止と法律による信教の自由の制限禁止がかかれているだけなので、憲法違反かどうかといわれれば違うのではないかと思います。 政教分離原則は、日本では憲法で明記されていると考えられるでしょうが、それは戦前の体制を受けてのことと考えれば、かならずしも政教分離をどの国でも貫かねばならないということではないのではないでしょうか。
- mn214
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厳密に云うとやはり政教分離の原則に反していると考えられるみたいです。 最近ではアメリカの裁判所に関する問題がありました。 アメリカの裁判所には何処でも「モーゼの十戒」が掲げられているそうで、これは特定の宗教に関係するものであるから問題なのでは? と問題視されていましたが、結局はウヤムヤになっています。 現実に国民の多くがキリスト教であるのでキリスト教に関係するものはなかなか切り離せないのではないでしょうか。 あまり厳密に追求すると12月25日を祝日としていることも問題になってくるのではないでしょうか。 そういえば最近のアメリカではクリスマスのことを「ハッピーホリデー」という言い方で何となくごまかしていますよ。 これも政教分離の考えの影響みたいです。
- thor
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宗教行事をやっているわけではなくて、自分の信じる神にかけて誓っているわけです。仮にイスラム教徒ならコーランでやるでしょうね(イスラム教にそういうやり方があるのかどうかは知らないが)。 この宣誓は、合州国憲法2条1節8項の規定によるものですが、そこには「厳粛に誓う(又は確約する)。」とあって、宗教的でない方式も定められているのです。