名付けではありませんが、付けられたお名前の意味を組んでメッセージをお作りするということをやっているので、一応専門家とさせていただきました。
【圭】についての、あくまでいい解釈のみを抜粋したいと思います^^
●天子が諸侯を封じたとして授ける、かどのある玉
●いさぎよい
ここからは、解字になります
●天子が諸侯に土地を与える証拠の玉をあらわしたもの。
この玉によりそれが印となって土地を表す「土」を重ねる形となった。
ここからは、代表的な熟語の意味から。
●「圭」そのものは天子が手にする玉のこと。
●「圭勺」 栄達・名誉の意。
●「圭壁」 人格が優れているたとえ。
天子というのは(中国において)天皇の特称とされており、天子と対面できる五諸侯が、対面時に手にしていた玉のことを「圭」と呼ぶようです。少々飛躍しますが、この「圭」という玉はそもそも棒状のものでして、土地を治めているのだという証なのです。ごく少量という意味は恐らく、これを手に出来る人が本当に少なかったため、そのような意味がついたのかと思われます。良き方向へ解釈すると、「ごく少数=稀な人材であるということ」 「かどのある玉=人格、品位、勢力を認められた者のみに与えられる貴重品」というふうに捉えられるといいと思います^^
あえて、その他のマイナスイメージの解釈は書きませんでしたが、第一に来る意味合いとしては「崇高の証」というふうに思っていても間違いではないと思います。その証拠に、名付けにおいて昔からこの文字は多く用いられており、私の従兄にもこの文字を使った人がおります。
にんべんをつけた「佳」という文字もご存知かと思います。美しい、好ましいなど、感触のいい意味ばかりが連なっていますが、これにも「かどがとがった(美しい)玉」という意味が含まれております。「圭」は目立つ宝玉という意味が筆頭のようですよ♪
珠のような赤ちゃんが授かった歓びを、この文字に託される親御さんが多いということは、このようなところから来ているのですね。私も勉強になりました。
せめて少しでもご参考になれば・・・・。失礼致します。
お礼
丁寧な解説をありがとうございました。「圭」一文字にこのような意味があったとは・・・大物になりそうですね。とても良い字だと思います。お忙しいなか、ありがとうございました。