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村上春樹っぽい・・・・って?なに?
友人が、中国のインテリ層の中では何かを例える時に 「村上春樹っぽいね~~~!」というのが流行っていると 言うのです。 それって、どういうこと?と尋ねると、知らないけど そういうって事だけ聞いた、といいかげんな答え。(笑) それ以来、そのことが気になっているのですが どなたか事の真偽と意味をご教授くださいませんか?
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- mahanadi
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真偽はともかくとして 「資本主義的」(反体制的=インテリ)って、意味ではないかなあ?と考えました。かなり乱暴ですが。 なんかいろんな国で流行ってるみたいですね、村上春樹。「トランスナショナル」な雰囲気といいたいのかな? 勝手な憶測でものを言って申し訳ありません
- Bouquet12
- ベストアンサー率42% (84/196)
「それって、どういうこと?と尋ねると、知らないけど そういうって事だけ聞いた」 面白い!でもホントに「そういう事」としか言い様がないかも。 そう、あるんですよ、「村上春樹っぽい」というのが。 私は村上ファンでは全くなく、好まない作家(むしろ作品は嫌い)なのですが好まない分余計に「っぽい世界」を妙に感じたりして(笑)。 一言で言えば現実感が希薄。 舞台になるのは、主人公の内的世界。「存在の耐えられない軽さ」を生きている感じ。 「存在の耐えられない軽さ」というのは、ミラン・クンデラの小説のタイトルから引っ張ってきましたが、クンデラの「存在の耐えられない軽さ」の「軽さ」とは全く違います。クンデラの作中人物は自らを「軽く」しないと生きていけない、歴史に翻弄されるチェコ人ですが、村上春樹の人物はそのまんま文字通り。 でもその軽さ、希薄さは徹底した美意識まとっていて「格好悪い事しても、格好いい」という鎧を被ってるのです。 生命感覚、生身の実態感が薄い。仕事も何やってるのかわからないけど生活に困ってる風でもない。 建物でいえば、ヨーロッパの何百年もの垢と情念と美を併せ持った建築物ではなく、清潔で硬質で都会的でモダンな建物。食べ物一つとっても洒落てる(私は好きじゃないけど)。 何やって生活してるの?と突っ込みたくもなります。 内面の葛藤もイチイチしゃれてる。目覚まし時計一つとってもキザ。映画の演出のように微細に「モノ」を描写しますが、それも徹底して清潔でモダン。 男性版都会のアンニュイ、倦怠、という感じかな。 村上春樹ファンからは「違う」と言われるかもしれませんが、本の感想はそれぞれですよね。 私はこんな風に感じていますが・・・。
お礼
レスありがとうございました。 都会っぽいけど存在感の希薄な、それでいて かっこいいってことですかねえ(笑)
お礼
お返事ありがとうございました。 大昔、日本の若者がアメリカに憧れたような そんなニュアンスなのでしょうか? 謎ですね。(笑)