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イギリスでアジア西欧の近代史を学ぶ方法とは?
- 私はイギリスの大学に留学して国際関係を学びたいと考えています。
- 近代史について勝者側の論理だけではなく、客観的に事実を学びたいです。
- TOEFLのスコアは273点です。
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再登場です。長くなりましたが参考になればよいのですが… 私はアメリカの大学を卒業しまして今はイギリス人の夫と暮らしています。住まいは埼玉ですが、イギリスには何度もとりあえず行っています。 ただ、一貫して言えることは、どの国へ行っても、どのレベルで学ぶかによって得られる反応は異なります。アメリカの大学では授業中、生徒は戦争に対する知識が「パールハーバーをやられたから原爆はその腹いせ」ぐらいしか思っていない生徒が多く、話にならない場合が多々ありました。しかし、教養のある人、教授などは、聞く耳を持ち、あくまで個々の意見ではありますが相手をなじることなく話すことが普通にできました。 イギリスに行って、またイギリス人の家族を持って感じたことは、イギリスにも教養があって、物事を公平な点から見ることができる人たちと、未だに感情的になってしまう人たち、教養がなく無知からくる苛立ちによって八つ当たりのように日本の戦争犯罪をついてくる人たち、さまざまです。 (ただ戦争について公平に述べることと、日本について正しい知識を持っているか、ということは別問題。) でも主人の話やその友達、あちらのニュース、を聞くと、イギリス人たちは、アメリカに比べとても冷静な物事の見方をする=大人だったら当たり前、という感覚があり、政治の話も男女かまわず皆さんよくされます。 (これも人によるのかもしれませんが。) 自分もそれに加わって戦争犯罪の一般論を日本人として述べるなら、日本社会の一連の流れや明治から戦時中の宗教と政治の密接な関係、まさに科学的な日本社会の流れを一通り理解されたほうが、絶対的に有利でしょう。もちろんそれはあちらの大学に行きながら事情に合わせて読み上げていくのも手だとは思います。また、論理的に物事を考える点からも、これを理解すればとても助けになります。 私は学生時代、夏休みに帰国した際、「戦争とはなにか」「儒教と仏教」というよな本を読み漁りました。これで日本について間違った見方をされた際、事実で正せるということはとても強い味方になります。 余談ですが、高尾慶子さんという、イギリスで唯一の日本人ハウスキーパー(単なるお手伝いさんじゃありません。豪邸の管理を全部受け持つ仕事です)の方が本を書かれています。彼女はイギリスでの生活が長いため、政治や、退役イギリス人兵と彼女の間での戦争にまつわる出来事など、一般生活、とてもいろいろなことが書いてあります。イギリスに対する文句も多いですが、強い意見の持ち主で、とても興味深かったです。題名は「イギリス人はおかしい」「イギリス人はかなしい」の2冊、各文庫本で文春文庫からでています。 このTOEFLの点数はパソコンベースのテストですよね? 大学でもそうですが、大学院になると、プロジェクトやフィールドリサーチなどが増えて会話ができないときついところがあります。授業中でも、教授が話しっぱなし、というのはまずありません。コミニュケーションが取れないと苦しいと思います。また、「教育を受ける」というよりは、「教授など周りの力を借りて自分で勉強する、発掘する」のが大学院です。したがって強い意志がないと途方にくれてしまうかもしれません。 また、私の友人はメールで入学前からエジンバラ大学に連絡をとり、教授に自分がなにを突き詰めて勉強したいかアピールしました。その結果、教授のほうから、「一緒に勉強しよう」という返事をもらい、見事合格しています。 まずイギリスのどのあたりに行きたいかわかっているなら、Yahoo UKで探してみればたくさん出てくると思います。入学はいつになっても、前もって学校とコンタクトを取るのは、いろいろな面でメリットがあります。 それでは
お礼
お付き合いくださって、感謝です!核心を突く内容で、何度も読み返させていただきました。 はい、TOEFLは、コンピューター版です。ディスカッションは、技術も内容も正直持ち合わせていないと思います。若くて裕福ならば、3年制の大学からスタートするのですが・・・本当に迷います。この分野の院向けイントロコースもほとんどないみたいで。 本は、図書館で見つからなかったので、アマゾンで拝見させていただきました。「戦争犯罪とは何か」(岩波新書)と、「仏教と儒教」(複数)などと、高橋さんの本が見つかりました。よい道しるべ、ありがとうございます。
補足
締め切りがだらだらと遅くなってしまって、大変申し訳ありませんでした!