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耐アルカリ材料を探しています。
強アルカリを120℃・5kgf/cm2で使用する反応槽の材料を探しています。 GL SUS316Lは腐食します。 材料にお詳しい方、どのようなものを用いればよいか教えてください。
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こんばんは。 >テフロンライニングもよさそうなのですが、どう思われますか? 私は金属材料のほうが専門(有機材料は専門外)になりますが、テフロン各種は高耐食アロイ(例えば、ハステロイ、モネル、インコネル等)と共に、バルブ等のパーツに利用され、食品、薬品メーカーの化学プラントの過酷な状況下でも採用されています。けっこうコンビネーションが良いのでライニングでも樹脂自体は良い性能を出してくれると思います。(主力はテフロンPFE、ついでETFE) 参考資料を探して見ました↓(テフロンPFA) http://www.valqua.co.jp/products/review/pdf/DOC0041D.pdf 機械の内容は別として・・・、テフロンPFAの諸特性が良く解る資料です。 表2には高温時の機械特性、表3は薬品浸潤試験結果が表記されています。 ライニングにおいての問題は、テフロン樹脂の「ピンホール」に気をつけたほうが良いのではないかと思います。つまりは、テフロンライニングした場合、鋼下地まで達するようなピンホールがあるかどうかが問題だと思います(メーカーにより技術的なバラつきがあると思います)。高温での圧力下でタンクが変形した場合を想定し、ある程度テフロンに厚さを与えられた製品が安全だと思います。 ただ、自信が無いところは、テフロンライニングのコストが結構掛かると聞いています。この点は有機に詳しい方に相談できれば最高ですね。参考になれば。
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- samashi
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PFAライニングで、膜厚が厚めのもの(500ミクロン以上)が良いと思います。 反応漕ですので、伝熱の問題がクリアできればもう少し厚いライニング(1mm~)が最善と考えます。
お礼
やはり、厚さがネックになってきますね。各メーカーをあたり技術力・品質の情報を集め検討していきたいと思います。(もちろんコスト面も、、、、。) これまで酸中心の世界で生きてきたので、もっと自分を磨きたいと思います!
- Ivane
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こんばんは。 内容物の正体はなんでしょう? >強アルカリを120℃・5kgf/cm2 質問のデータだけで環境を再現するにはデータが少なすぎます。ので、完全解を出すのは難しく自信なしです。 私なりに特性の秀でた機械材料を幾つか挙げます。 質問者さんの要求する諸性能に完全にマッチングするか不明なので、ご自信で調べてみてください。(溶接、切削などの各性能もよく考えてね) 高温、高アルカリ、高圧に耐えられる素材で、グラスライニングが駄目で、ステンも駄目となると・・・、 試す価値があるものとしては・・・、 ○純ニッケル ○モネルメタル(Ni-Cu系)・・・ニッケルベースの耐食金属 ・一般的なものとしてNW4400(モネル400) ・特に性能を求める時、NW2200付近 ・それ以上になると超耐食性ニッケル基合金MAT(ただ資金的に入手できるかどうか) 上記のモネルか、それと同等成分のアロイが良いかもしれません ○チタン(α・β系)等・・・Ti-6Al-4V等 ライニングコスト、容器から合金元素が離脱し内容物を汚染する許容量等も良くプランを立てて下さい。 参考になればよいのですが。
補足
ご回答ありがとうございます。 材料分野の知識不足ですが、私なりに調べましたところ、Ivaneさんのおっしゃるとおり、Ni系が良いとの情報を得ました。テフロンライニングもよさそうなのですが、どう思われますか?
お礼
Ivaneさん詳細な情報ありがとうございます。あまり情報を語れない中、一般的な見解をわかりやすく説明していただき感謝します!!知識不足の私で、ピンホールの問題は大変勉強になりました。今後テフロンライニングについてコストならびに温度・圧力の影響を考慮しつつ下地(SUS?)や厚さを調査・検討したいと思います。本当にありがとうございました!