販促ということは、つまりお客様により多く買って頂くこと。それにはまずいかに広く知らしめ、いかに多く注目させ、いかに多く興味を抱かせと、これはまさにアイドマの定理そのもの。
これまでにもいろいろな企画を立て、中には幾つも成功したものもありましたし、それらについてもその要領などをお話することも出来ないわけでもありませんが、とてもここでは話し尽くせるものでもなく、まして、たとえそれがたった去年のことであったとしても、もう今となってはこれらももはや過去のもの、たとえお話しても、それをそのまま活用できる時代でもありません。
しいて言えば、販促のアイデアとはオーソドックスな基本構成に立ったものがやはり強いということ。ことに売ろうとするモノの、どこがどれだけいかに優れていいるのか、それを買うことによっていかにより満足を得られるのかを訴えること、これは最も基本中の基本です。とかくイメージ優先になったりお祭り騒ぎになりやすい販促キャンペーンにあっては、とくにこのことを忘れないで欲しいのです。
しかしその反面、そこにはやはり斬新さ、新鮮さ、面白さがなくてはパンチが弱い、そうでなくてもとかく情報過多のこの世の中、ハンパな感覚では注目さえ得られない。。。。。
それでは、この相反した条件をどのように両立させるか。これは大変な宿題であり、またとても面白い、やりがいのある仕事でもあるのです。
と言っても、わたしにもこれといってお勧めする情報もありません。とにかく街を歩き、ショーウインドーをのぞき、ゆっくりコーヒーでも楽しみ、本や雑誌を読む、いいアイデアとはそんな環境にある時にふと思いつくものです。ひどい時には夢に見たり、突然電車の中で思いついてメモを持ってこなかったことを悔やむ、そういったものなんです。デスクにしがみついていたり、人に聞いても、ちっとも前進しないもの、企画ってほんとに不思議なものです。