宇宙の外側については、理論的には予想されていた
のですが、具体的な実験が始まったのはここ
10年くらいと思います。確認する手段が見えて
きたんです。
>宇宙の端には壁なんてないと思いますから出れるんでしょうか?
理論的には物質は出られません。
どうゆうことかと言うと、宇宙の
外側では重力しか働かないと予想
されているからです。
この世には4つの力(重力、電磁気力、
弱い力、強い力)があります。
物に形があるのは、原子どうしが
電気的な引力、つまり電磁気力で
くっ付いているからで、さらにこの
電磁気力が重力より強いので、
地球の重力に引っ張られて体がばらばらに
なることなどないわけです。
ところが宇宙の外では、重力しか
働かないため、仮に人間が宇宙の外に
出たら、出た瞬間にばらばらになって
原子もばらばらにばり、重力波になって
飛び散ってしまうでしょう。
そこで物理学者たちは、人工的に
非常に大きな重力波を作って、
それが宇宙の外側に飛び出て、
我々の宇宙から消え去るのを観測
しようとしています。
>目に見えない『壁』でも存在するんですかね、、
見えない方向があるんです。
縦横高さ、時間(理論的には時間も
方向です)以外の方向が。
我々は時間という方向を
過去から未来に向かって移動
しているのですが、止まったり
逆に移動したりできません。
同じように直感的に感じたり
自由に行くことができない方向、
次元が他にあるんです。これを
extra dimensions (余分な次元)といいます。
その方向に宇宙の外側があるんです。
例えば、地球に外側はあるの?と
子供に聞かれたら。答えはイエスです。
外側に行くのには、地球の端まで
行く必要があるの?ならノーです。
宇宙の外側は高いところ(高さという方向)
にあるから、行きたきゃ、飛べ!です。
地球の外は、はるか彼方にあるのでは
なく、みんなのすぐ頭の上にありますよね。
でも飛ぶのは大変です。
宇宙の外側も同じように、身近に
あるのですが、その方向に飛び出す
ことにはまだ成功していないんです。
この宇宙の外側を確認する実験は、
主にアメリカのフェルミ国立研究所と
ヨーロッパのCERN(セルン)という研究所で
行われています。
日本語で簡単に説明しているHPを
見つけられなかったんです、
このフェルミ国立研究所のHP
http://www.fnal.gov/pub/ferminews/ferminews00-04-28/p1.html
から抜粋します。
Eleven? How is this possible?
という欄のところです。
If extra dimensions exist, we do not feel them in our everyday life because they are very different from the three dimensions we know.
もし余次元(extra dimensions )が存在しても、
我々は日常生活の中でそれを感じることはできない。
なぜなら、それらは我々の知っている
3次元(縦横高さ方向)とは大きく違うからだ。
According to superstring theory, it is possible that our world is'pinned' to a 3-dimensional sheet (a so-called "brane") that is itself located in a higher-dimensional space
超弦理論(superstring theory)によると、
我々の世界(つまり宇宙)は、
ブレン(brane)と呼ばれる3次元の
シート(板、膜)にピン止めされていて、
それ自体がさらに高次元の空間に
存在している。
宇宙というのは空に浮かぶ雲の
ようなもので、もっと広い空間に漂って
いるようです。そして、その広い
空間には他の宇宙もあるかも
しれないと考えられていて、
その他の宇宙には、今のところ
直接行ける可能性はありませんが、
重力波を使って交信ができるのでは?
と考えられているんです。
理論的に・・・と上の
ほうで書きましたが、ころ
理論というのが最近話題に
なりだした、超弦理論(superstring theory)
というものです。