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弁理士へのキャリア

弁理士を目指す20代後半のものです。 大学は農学系出身で、昨年末まで全く畑違いのコンピュータシステムの会社で営業をしていました(現在・退職)。 弁理士を目指すうえで、全く実務経験が無い(法務部でも、バイオの専門性がある会社でも無かった)ので、少しでも専門性を身につけるため、大学の研究補助の嘱託をしながら弁理士を目指そうと思い、出身大学の先生に相談したところ最初は乗り気だったのですが、先日「キャリアアップに本当につながるのか?」と言う事を おっしゃられてしまいました。また、「まずは資格を取ってから」ということもおっしゃっていました。 私としては実務経験が無いからこそ、嘱託とはいえ、少しでも近い業界に身をおくことにより、将来性も広がると思い、教授に相談をいたしました。 周りに弁理士の知り合いがおりませんので、是非皆様のお力をお借りしたく書き込みをさせていただきます。 そこで、 ・他業種出身・実務経験不足の人間が資格取得後、就職活動がスムーズに行くか? をお聞きしたいと思います。 近々に返事を出さなければならないので、本当に困っています。

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  • warthog
  • ベストアンサー率41% (28/68)
回答No.1

畑違いの前職を「遊んでいた」ととらえる文化の企業である場合、就職は難しいと思います。 畑違いの前職を気にしない文化の企業である場合、農学系のご出身であることで「バイオの専門家」と受け取ってくれる可能性はあっても、嘱託身分の研究補助を「キャリアの一部」と受け取ってはくれません。ポスドクでさえ実務の期間にはカウントしないのが普通です。研究補助なら「無職期間」と受け取られる覚悟が必要です。 つまり企業の体質がどのようであっても、研究補助の経歴はバイオの実務経験として企業への就職に役立つことはありません。 むしろあなたの実務経験はバイオではなく、特許そのものにあるべきと思います。特許の検索と分析で出願の戦略を立てることは自力でできますか?クレーム作成はできますか?意見書を作成して役所と議論することはできますか?もしできなかったら、弁理士の受験勉強といっしょにそれをするべきです。企業の研究者や技術者はそれらがひととおりできるよう教育されているので、弁理士当人ができないんなら雇う意味がありません。 母校の修士課程に入学するのはいかがでしょう。受験勉強しながら研究活動を進めて、登録をふたつみっつつくるのです。その期間は「学生」だから経歴にケチはつかないし、公報と弁理士資格証を履歴書に添えればどこかに就職先がみつかるはずです。 道のりは遠いけど、あなたはまだ若い。 がんばってください。

hanul
質問者

お礼

長文に渡るご回答をいただき、まことにありがとうございました。 やはり「嘱託」という身分では、何もキャリアにならないのですね。正直、少しショックです。 また特許戦略等の実務に関しても、全く経験が無いので今任されてデキルということはありえないでしょう。今後弁理士の勉強を進めて行く上で、必ずwarhogさんのアドバイスを意識しながら、生活していきたいと思います。 修士課程のお話、まことに納得です。確かに「学生」としてなら、経歴にケチは付けられないですね。私としても、会社を辞める際に院のことも考えたのですが、やはり資金のことが気になって断念した経緯があります。また、年齢的にも30になるまでに資格がほしい、実務をしたいという気持ちがあります。本当はそれが一番良いのではと思うのですが…。 ただ、特許の出願に関するプロセス・クレームの作成は必ず勉強しなくてはならないことですから、特許事務所に一度就職を考えてみたいと思います。 遠い道のりを必ず達成できるよう頑張りたいと思います。 本当にありがとうございました。

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その他の回答 (3)

noname#10537
noname#10537
回答No.4

>実は大学時代の専攻としては「生態学」だったので、あまりバリバリ、クロマトグラフィーを行うだとか、していませんでした。 あっ、そういうことでしたか。 >でも、バイテク関連の研究室に進もうか迷っていたこともあり、遺伝子工学関係の実験経験や知識はある程度あります。 なるほど、それでしたらまだ可能性は高いです。 バイオ関係の出願は、化学系の実務担当者が扱っていることも多いんですけど、やはり化学とは分野が違います。 化学系の実務担当者にとって、バイオ関係の出願は特に実施例レベルで意味不明のことも多いです。 遺伝子工学関係の実験経験や知識は、かなりの武器になると考えてもよろしいかと思いますよ。

hanul
質問者

お礼

再度のご回答ありがとうございます。 とにかく、弁理士資格を第一の目標にしてやって行いとおもいます。 今後は、バイオの知識をしっかりと身につけながら前に素進みたいと思います。 大変勇気付けられました。ありがとうございました。

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  • brevet1
  • ベストアンサー率44% (4/9)
回答No.3

いわゆるライフサイエンス系ですよね。 日本では、そんなに出願件数が多くないように思われ、 引く手あまたとはいえないのではないでしょうか。 ただ、バイオインフォマティックスなど、将来は どうなるのかわかりませんけれど。

参考URL:
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toukei/pdf/jyuten8/zu_2.pdf
hanul
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 参考のウェブサイトを拝見させていただきました。 確かに、出願件数もそんなに多いわけではなさそうです。 伸び率も低いですし…。 ただ、弁理士先生の経歴をみていると、バイオだけという方は少ないように思えますので、なんとか「まずバイオ!」という形で取り組んで行きたいと思います。 ありがとうございました。

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noname#10537
noname#10537
回答No.2

特許事務所に就職して実務を経験するのが一番いいですよ。 バイオを専攻していれば、引く手あまたです。 ・他業種出身・実務経験不足の人間が資格取得後、就職活動がスムーズに行くか? 卒業後の業種など無関係という事務所も多いはずです。 大学でその分野を専攻していたことは、絶対的な武器になります。 取り敢えず業界に入れば、弁理士試験合格を目指している人は大勢います。 合格の可能性も格段に上がるのではないかと思いますよ。

hanul
質問者

お礼

やはり特許事務所での就職がよさそうですね。 実は大学時代の専攻としては「生態学」だったので、あまりバリバリ、クロマトグラフィーを行うだとか、していませんでした。でも、バイテク関連の研究室に進もうか迷っていたこともあり、遺伝子工学関係の実験経験や知識はある程度あります。 一見バイオ関連は求人が少なく、本当に大丈夫かなと思っておりましたが、自分を信じて勉強に励もうと思います。 弁理士の資格を取り、少し落ち着いた後で東京の大学院に入り、専門知識をブラッシュアップしようと考えています。 丁寧にご回答いただきまして、ありがとうございました!

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