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おもしろい歴史小説
歴史小説が大好きです。 割と範囲を限って質問したいのですが、 日本の平安時代を舞台にした話、 あるいはヨーロッパの近代以前の話を 読みたいのですがオススメのものを教えてください。 出来れば、女性が主人公のもの、スケールの大きいもの、文章が読みにくくないものでお願いします。 フィクション、ノンフィクションといません。 参考までに、私の好きな作家は、藤本ひとみ、杉本苑子、永井路子、田辺聖子などです。
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諸田玲子の『まやかし草紙』は主人公が女性の平安時代を舞台にしたサスペンス調の物語です。主人公の弥生が凛としていて面白く読みやすいです。 ほかに同作者のもので『髭麻呂』という作品がありますが、こちらは男性が主人公の平安ミステリー物です。 また、すでにご存知かもしれませんが平岩弓枝『平安妖異伝』も平安時代が舞台の物語です。これまた女性が主人公ではないのですが、若き日の藤原道長が主人公で、物の怪が出てきたり楽士の不思議な少年が出てきたりとさらりと読めます。 先の方が荻原規子の著書について書かれていますが、同じ作者のもので『薄紅天女』という平安初期、桓武帝時代を舞台にしたファンタジーがあります。こちらは児童文学に分類されていると思います。
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- chacha222
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No4の方がお勧めしていらっしゃる荻原規子さんの「空色勾玉」と同じシリーズである「薄紅天女」は平安時代、桓武天皇の時代が舞台です。「空色勾玉」と同じシリーズといいつつも、独立した作品として十分に楽しめるものだと思うので、なんでしたら、こちらからお読みになってはいかがでしょうか? ちなみに「空色勾玉」、「白鳥異伝」、「薄紅天女」の三冊で勾玉三部作として括られており、「空色勾玉」は神代を、「白鳥異伝」はヤマトタケル伝説をベースにしたファンタジーです。 そういえば、荻原規子さんは今年の初夏頃に「風神秘抄」というタイトルの平安時代を舞台にした新作を出版なさるとお聞きしました。こちらは平治の乱が舞台だということです。
- ss79
- ベストアンサー率33% (258/765)
女性作家をお好みのようですが、歴史小説といえば 吉川英治が巨峰でしょう。 格調の高い文章です。 戦後の作品の方が今日的と思いますが・・ 山本周五郎は歴史小説で現代語で通した事が有名ですがストーリーテラーとして一本、筋が通っていると思います。 「日本婦道記」など短編集から入るのがいいのでは。 日本古来の道徳観に裏打ちされたところが今日的かも・:・ ヨーロッパものではNo1の回答者が書いておられる塩野七生女史の著書が絶対お勧めです。 読み物としても面白く示唆にとんだものです。 「神の代理人」、「海の都の物語」など楽しんで中世史の勉強ができてしまいます。 創元社の「知の再発見」双書はカラー図版も多く300タイトル以上あり手頃な歴史入門者として役立ちます。
お礼
吉川英治さんは、有名な方ですよね~。 読んでみたくて知り合いに譲ってもらった「三国志」があるのですが、なんだか文章がむずかしくて、 お蔵入りになってます(笑) 私の好きな作家の一人に上げている杉本苑子さんは吉川英治さんの唯一のお弟子さんです。 彼女が好きであれは、お師匠さんの作品もその内読むことが出来ると信じてとってはあるのですが・・。 塩野七生さんの作品もまだエッセイしか読んだことがないので小説のほうもチャレンジしてみたいと思います。 ありがとうございました。
- dai-annsitu
- ベストアンサー率31% (46/147)
少々、平安時代より遡るかもしれないのですが… (だいぶ昔に読んだので、ちょっとずれているかもしれません。) 「空色勾玉」 荻原規子 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4198605394.html
お礼
こちらは古代史に近い物が舞台となったファンタジーものですね。 面白そうな作品です。 見つけたらよんで見たいと思います。 ありがとうございます。
- lemonbarm
- ベストアンサー率38% (238/621)
黒岩重吾の「紅蓮の女王」「女竜王神宮皇后」などはいかがですか。 小説ではなく実話ですが、愛新覚羅浩の自伝「流転の王妃」は女性の物語で今までで一番感銘を受けました。ラストエンペラーの弟に嫁いだ日本の女性の話です。 あと自伝では、書名は忘れたのですが「流転の王妃」と同時期の女性で山口淑子(李香蘭)の自伝も面白かったですよ。 あと、これは作者を忘れたのですが「皇妃エリザベート」もいいです。(これはちょっと近代に入りますね)
お礼
黒岩重吾の「紅蓮の女王」「女竜王神宮皇后」 については初めて知りました。 華麗な題名ですね! ぜひ読んでみたいです。 「流転の王妃」は、この間ビデオで、テレビ朝日の二夜連続ドラマで制作されていたものをみました。 とても感銘を受ける作品でした。 ドラマについていえば、一夜目のほうが丁寧に描かれている感じがしましたね。 二夜目は、詰め込みすぎで、ドタバタと終了して行った感じがします。 ひとつの歴史が終わっていくはかなさをもっとじっくり描いて欲しかったな・・。 「皇妃エリザベート」は読ませていただきました。結構長い作品で、文章的に読みにくくてちょっと苦戦した記憶があります。 エリザベート自身についてはあまり共感できる部分とかが今の自分には少なくて、今のところ他の作品をもっと読みたいとは思わないのですが、その内別の視点からかかれたものも読んでみたいです。
- mshr1962
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A.ゴロン&S.ゴロンの「アンジェリク」は如何ですか? 結構長編で、17世紀のフランスから始まってアメリカ移民までの物語です。 講談社文庫で全26巻になります。 日本の平安時代だと 氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク」「ざ・ちぇんじ」
お礼
ありがとうございます。 アンジェリクはコミックにもなっているものですか? まだよんでないのですが、興味はあります。 そんなに元は長い小説なのですね。 氷室冴子さんの二作品は学生時代から大好きな作品で、その影響で平安時代が大好きになりました。 これらの作品と共通性のある作品でオススメのものがありましたら、是非教えていただきたいと思います!
塩野七生さんの「ルネサンスの女たち」中公文庫 実在の女性たちの話で面白かったですよ。
お礼
ありがとうございます。 塩野七生さんはとても有名な方ですよね。 わたしも「イタリアからの手紙」などのエッセイから よみはじめてみたのですが、 ちょっと読みにくい印象でした。 読んだものが偶然そう感じただけかもしれなかったのですが、作風もどこか男性的なものを感じる方ですね。 もう少したったら再チャレンジしたいな~とおもっています。 また違った印象で読めるかもしれません。
お礼
ありがとうございます。 どれも、とても面白そうな作品です。 皆読んでみたいです。 特に諸田玲子の『まやかし草紙』は早速読んでみたい作品なので、取り寄せてみようかな・・思います。 ありがとうございました。