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臭い

例えば、アンモニアや二酸化窒素などは臭いがあるのに、 水素や酸素はどうして臭いがないのでしょうか? 何か化学的な根拠はあるのでしょうか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • finrandia
  • ベストアンサー率20% (13/64)
回答No.4

化学結合でにおいが変わるわけではなくて、ある化学種が鼻のレセプターにくっついたとき、知覚されるかされないかで匂いが変わると思います。化学的根拠、というよりは医学・生物学的根拠が大きいでしょう。 もちろん、その背景には、これ以前にbomber cさんがおっしゃるような歴史的背景があるわけです。魚が腐ったときに発するアンモニア臭だったり、火山性毒ガスの硫化水素臭だったり、生命の危険にさらされる場合は臭いの情報によるのが大きいように思います。 アンモニアや、ピリジンや、ピロリジンなど含窒素化合物は臭かったり、チオールやスルフィドなどの含硫黄化合物が臭かったりと、その化学種に依存しているのではないでしょうか。酸素(O2)は無臭ですが、オゾン(O3)は臭いますしね。 ちなみに、結合様式によっても違っていて、シクロヘキサン(sp3)とベンゼン(sp2)では全く匂いが違います。構造異性体のn-ブタノールとtert-ブタノールでも匂いが違います。これらもやはり、鼻のレセプターの受け取り方が違うせいじゃないでしょうか。

pinetree
質問者

お礼

ということは、人間が臭いと思っていても 猫には臭くないものとか、 鳥にはきついにおいでも、人間には無臭のもの とかあるんでしょうね。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • kikero
  • ベストアンサー率33% (174/517)
回答No.3

>知りたいことは、 例えば物質の構造がこうなっているから臭うのだとか、 この物質がついているから臭うのだとか、 こういう結合をしているから臭うのだということです。 →一般的な臭う分子の構造は、以下だと言われています。 1.気化するもの  おおよそ分子量400以下 2.分子構造  水に溶解する官能基と油に溶解する官能基の双方を持つ化合物

pinetree
質問者

お礼

分かりやすい!ありがとうございました。

noname#160321
noname#160321
回答No.2

>>何か化学的な根拠はあるのでしょうか? 嗅覚の専門家でなく、化学の専門家としては、相当する専門家の意見を聞くしかありませんので、添付した慶応大学の嗅覚に関するURLをご覧下さい。 このスライドショーの47~102ページに鼻の中の臭上皮、感覚器である臭球、それらの詳細な構造とにおい検知の生化学的メカニズムと神経系、脳での情報処理まで、びっしり書いてありますので、大変勉強になります。(多少専門的だが) まとめると、各種においを分担する受容器があるのかどうか分かっていない。受容器だけでは何のにおいか判断できない。 >>水素や酸素はどうして臭いがないのでしょうか? このお答えは無さそうですが、化学の専門家として良く知っている事実は「臭覚の麻痺は早く、麻痺している時間は長い。あるにおいに対し麻痺してもその他のにおいに対する嗅覚が全体的に低下することはない」ので、無いと生きていけない酸素は当然臭うはずが無いことになります。 水素については分かりません。ただ、生物進化論的に#1のお答えは非常に重要な点を突いているので、そのような可能性はあります。 これに類して人類は重力と水と空気と昼と夜がある世界で作られて来たので、これがない世界では不適合を起こす事が知られています。宇宙船の中の飛行士の骨からカルシウムが溶け出すのもこの例です。シンクロナイズドスイミングや競泳選手の骨密度が低いのにも驚きますが。

参考URL:
http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2004_14453/slides/11/46.html
pinetree
質問者

お礼

結構難しいことががいてありますね。 理解するのにちょっと時間がかかりそうですが、 化学てき根拠というよりは、医学的根拠に基づくということでしょうか。 どうもありがとうございました。

  • bomber_c
  • ベストアンサー率28% (12/42)
回答No.1

化学的根拠があるかというと極めてあやふやですが、アンモニア臭が人間にとってどのような意味があるか、といった方面からの考察は可能でしょう。 狩猟や漁労の時代において、人間にとって肉や魚が今以上に重要な食料であったと想像されます。そして、たんぱく質の腐ったのを誤って食べることが如何に危険なことであるかも今以上でしょう。それで人間は長い時代を経てアンモニアを嗅ぎ分ける力を獲得したのではないでしょうか? アンモニアも窒素酸化物も天然に存在する人体に有害な物質ですが、これに対して、サリンなど人工的で歴史の浅い毒ガスは無臭であるということですか。 しかしこれで回答になっているのでしょうか?

pinetree
質問者

補足

ありがとうございます。 知りたいことは、 例えば物質の構造がこうなっているから臭うのだとか、 この物質がついているから臭うのだとか、 こういう結合をしているから臭うのだということです。 あいまいな聞き方ですみませんでした。

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