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相対性理論における等時性などについて
相対性理論においては、同じ現象を観測しても、観測者の位置や相対的な速度によって、同じ1つの現象が違って見えるということのようですが、これはあくまでも「違っているように見える」というだけであって、実際に起きていることは1つなのですよね? それとも・・・?? 例えば、走る列車の真ん中で光を前方と後方へ同時に放つ例とか、橋が落下してしまっている峡谷を高速で走る列車が渡ろうとする例とか・・・。 どうぞよろしくお願いします。
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noname#175206
回答No.1
そうです。物理現象は1つしかありませんが、観測者ごとにその記述が違ってくると言うだけです。 >走る列車の真ん中で光を前方と後方へ同時に放つ例 これは同時刻の相対性というやつですね。列車の中では同時、列車の外から観測すると同時ではないということになりますが、どういう慣性系から観測しても、列車内の時刻では「同時刻」に前方・後方に光が届きます。 >橋が落下してしまっている峡谷を高速で走る列車が渡ろうとする例 これは剛体がらみのパラドクスですね。相対論で考えると剛体はない、というのが肝になります。あえて剛体があるとすると、「未来から受けるはずの力を先取りして受ける」といった奇妙なことになったりします。
お礼
ご回答をありがとうございました。 やはり現象は1つなのですね。ただ、観測者によって、同時刻の現象が同時刻でないように「見えたり」、渡れるはずの橋を渡れないように「見えたり」する訳ですね。 他にも、高速で移動する物体がゆがんでいるように「見えたり」、その物体での時間が遅れるように「見えたり」・・・と。ただし、因果律を破るようには決して「見えない」、ということですね? ありがとうございました。