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フィチン酸カリウムの解離定数
「フィチン酸カリウム」および「フィチン酸ナトリウム」 の解離定数を調べたいと思っています。 化学便覧とかを見たのですが、マイナーな化合物なためか、載っていません。 もし、載っている本やサイトなどが有りましたら、教えて下さい。 また、自分で実験的に求めようとも思うのですが、その方法もご教授いただければ、 また、良い参考書など紹介していただければ幸いです。
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#1です添付URLでのpKa7,8が6.3なのでpH7では9個目のHが解離する途中でしょう。 >>6~8コは封鎖されている 「封鎖」の意味が良く分かりません。リン酸は多価金属イオンと錯形成して不溶化する事が知られており、フィチン酸のその能力が高いことも多くの論文に記されています。かえって金属を離させることが大変。 ですが、水溶液の場合アルカリ金属の塩は大概が完全解離に近い状態にいます。これはエントロピーで系のエネルギーが低下できるためで主に水の誘電率によるものです。アルカリ金属イオンは小さいため、水のクラスター化が強く多層の水分子を連れています。ですから、水がたくさんある場合カリウムイオンがリン酸部分の近くにいるとは考えられません。これが極性溶媒でもDMFやTHFあるいはメタノールでさえ、アルカリ金属イオンはリン酸の近くに静電的に引きつけられています。これらの分子では誘電率が低すぎるのです。 結論から言うとアルカリ金属の場合、解離した酸部分の近くには「いません」。
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>>「フィチン酸カリウム」および「フィチン酸ナトリウム」の解離定数を調べたいと思っています。 ちょっと調べてみましたが、大変そうです。 まず添付URLをご覧下さい。Table 1.にフィチン酸の解離定数が詳細に引用されています。 フィチン酸:phytic acid, myo-inositol hexakis(dihydrogen phosphate)、一般に試薬として販売されているものは例えば40wt%水溶液(Aldrich 28,966-3, 5ml, \5,400-)、12ナトリウム塩水和物[水和数不明](同、27,432-1, 5g, \2,800-)になります。 >>マイナーな化合物なためか、 いや大変メジャーな化合物ですが、面倒なのったらないです。だって解離する水素が12個もあるんだもの。 測定されたい解離定数はいったい何個目と何個目の間でしょう。 ちなみに健康食品のページに記されているpHは0.86 URL:http://www.fusokk.co.jp/product/life/food_01/025/ 一体どんな塩なのか? Shodex 様のページURL: http://www.sdk.co.jp/shodex/japanese/dc030627.htm にあるナトリウムとフィチン酸て何なのでしょう。(過塩素酸中だから純粋な酸か?)
補足
早速の回答ありがとうございます。 >測定されたい解離定数はいったい何個目と何個目の間でしょう。 私が知りたい事は、 例えば10mM(pH7.0)のフィチン酸カリウムを調製した場合、フィチンと解離せずに結合して存在するカリウムが存在するのか? しないのか? する場合はその程度はどれ程か、カリウムとナトリウムで大きく異なるのかを知りたいのです。 pH7.0ですと、12コの解離可能なリン酸基のうち、6~8コは封鎖されていると思うのですが、その相手は全て水素なのでしょうか? また、同条件では残り4~6のアニオンとして存在すると思いますが、そこをカリウムやナトリウムが封鎖することがあるのでしょうか? もし、時間がありましたらよろしくお願いいたします。
お礼
度々の回答ありがとうございます。 やはり、アルカリ金属が相手の場合は完全解離と考えて良さそうですね。 お手数おかけしました。