培土 :用土と有機物、肥料を混ぜ合わせたもの
培養土:一般には用土や肥料、土壌改良資材などを混ぜ合わせて、腐熟・発酵させてつくられるもの
以下は農文協「土壌肥料用語辞典」からの抜粋です。
【培土(培地)】
床土や鉢土などの総称として使われ,培地と同じ意味に用いられることが多い。培土は,一般には各種の用土と,有機物,肥料を混ぜ合わせてつくられる。
基本用土としては黒土や赤土,荒木田土などが使われ,調整用の有機物として腐葉土やピートモスが使われる。そのほか,無機質のバーミキュライトやパーライトも通気性や透水性の向上のために使われる。
培土は,
(1) 育苗用培土:床土,練床用培土,花木などの挿し木用床土,
(2) 鉢物用培土:鉢物用上,
(3) ベッド栽培用培土:花き類,メロン栽培用培土,
などに大別される。
【培養土】
一般には用土や肥料,上壊改良材などを混ぜ合わせて,腐熟・発酵させてつくられるものをいう。
一例として,荒木田土や赤土,黒土,粘質土(湖沼の底泥など)に油かすや魚肥,骨粉,石灰類,家畜ふんなどをふりまき,さらに上を積み上げるという作業を線り返し,雨に当たらないようにビニールなどをかけておく。2~3か月したら切り返して積み替える。2~3回積み替えながら,十分に腐熟させるといった方法がある。
培養土は悼物の種類によってはそのままでも利用できるが,さらに腐棄土やピートモス,バーミキュライト,パーライト,川砂,完熟植物質堆肥などを加えて培土とすることもある。培養土と銘打った市販のものが多数みられる
お礼
ご返答ありがとうございます。 私自身、某大学で修士まで土壌学(土壌微生物学)を研究していたのですが、「培土」が正しいと豪語する工学博士に遭遇してしまい、質問するにいたりました。結局のところ、どちらの用語も正しいようです。