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家屋の基礎って本当に大丈夫?

愚問ですみません。 最近の一般家屋では全て基礎工事というか、一旦、地面を少し掘り下げて型枠をつくり、その中にコンクリートを流し込み、乾燥してからその上に家屋本体を建設しますよね。 一見すると家屋が地面にシッカリと固定されているように感じたのですが、考えればコンクリートと土そのものは材質的に接着するものではありませんよね。 つまり接着剤のようなもので家屋の基礎と地面の土が完全に一体化しているのではなく、何と言うか、地面を少し掘り下げたところに家屋と基礎をポンと置いただけの状態ではないかなと考えるようになったのですが、この考え方で正しいのでしょうか? もしそうなら強い力で家屋を持ち上げた場合、地面からスポンと抜けてしまうのではないでしょうか? あるいは台風で強い風があたれば、基礎ごと家が地面から抜けて飛んでいってしまう可能性があるというか ・・・ でも実際には、そのように抜け落ちて家が飛んでいくようなトラブルなんて、聞いた事がありません。 風で倒壊する事はあると思います。  でもそんな時でも基礎は地面にシッカリと固定されているように思うわけですね。  何だか不思議な感じがします。 もしかして基礎自体の重量で何とか踏ん張らせているだけなのでしょうか? 実は最近、庭の隅に大人の高さほどの庭園灯を自分で立てたのですが、最初はスコップで50~60cmほど穴を掘ってその中に立てたのですが、埋め戻しをしていくら足で踏んで固めてもグラグラするばかり。 しかたないので業者さんに頼んでコンクリート流してもらって固定すると、手で揺すってもビクともしない状態になったので、このような素朴な疑問を感じるようになりました。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#11476
noname#11476
回答No.3

>地面を少し掘り下げたところに家屋と基礎をポンと置いただけの状態 かなり近いです。ただ少し違うのは、地面をくりとって、はめ込んだというイメージです。 縦方向は単純に重力で押さえているだけですが、横方向は土が固めているので、ずれるためには土を押しのけないといけないわけです。 >もしそうなら強い力で家屋を持ち上げた場合、地面からスポンと抜けてしまう そうです。でもとんでもない力が必要ですが。 ベタ基礎なんかだと基礎だけで30t以上になるでしょう。 >あるいは台風で強い風があたれば、基礎ごと家が地面から抜けて飛んでいってしまう可能性がある その前に、壁が崩壊します。 >基礎自体の重量で何とか踏ん張らせているだけなのでしょうか? 基礎+上に載っている建物自体の重さです。 >埋め戻しをしていくら足で踏んで固めてもグラグラするばかり。 柱が細ければそうなります。土を押す面積が狭ければ、単位面積あたりの力は大きくなります。 >コンクリート流してもらって固定すると、手で揺すってもビクともしない状態になった 柱とコンクリが一体になったから、幅のあるコンクリが土を押すので、単位面積あたりの力は小さくなります。 コンクリ自体の重量も影響していると思いますが。

noname#174737
質問者

お礼

ご回答、有難うございました。 庭園灯の場合は、地中の面積が大きな要素になっていたんですねえ。 なるほど、そう考えれば理解できます。 それと家屋の基礎の件、私の想像がある程度的を得ていたようですね。 

その他の回答 (3)

  • nobugs
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回答No.4

基礎の耐震性は、基本的には建物を箱と見て、力のモーメントで決まります。 →□ □を建物と見て、上の様に左側から水平の地震力が加わった場合、右下の角を支点にして左下で↑向きの力が発生します。 この↑向きの力に対向するのが、建物の自重になります。 底辺長さが同じで、高さが2倍になれば同じ水平力に対して、↑向きの力は2倍になります。 逆に、底辺を2倍にすれば、↑向きの力は半分に減ります。 高層の建物では、この↑向きの力が大きくなり、自重を超える場合があるので、杭で引き抜きを抑えるように設計します。 基礎と土台をアンカーボルトで固定しますが、木造三階建ての仕様では、引き抜きを考慮した構造となっています。

noname#174737
質問者

お礼

なるほど、建築学ではそのような理論になっているんですねえ。 実際の建築物の形を頭の中で考えれば理解できますね。 有難うございました。

  • atsushi_k
  • ベストアンサー率47% (198/415)
回答No.2

一般的では無いのかもしれませんが私の住んでいる地域では地盤が弱いもので地下の岩盤に当たるまで杭を打ちます。我が家で1本30mの杭を5本(150m)を30箇所程打ってその杭と基礎をつなげていますヨ。地盤も弱いし豪雪地帯なので・・・。地盤の固い本州の何処かだと杭なんか打たないのでしょうネ~。ちなみにこういう家ばかりなのでリフォームとかで総2階にするとかの場合は大変です。あまり参考になりませんネ。

noname#174737
質問者

お礼

いえいえ、とても勉強になりました。 地域によっては、一般家屋でもそんな大変な基礎工事が必要になるなんて知らなかったです。 貴重なお話、有難うございました。

  • scon
  • ベストアンサー率22% (77/342)
回答No.1

家は地面の上に乗ってるだけですよ。 木造の家屋であれば、風で家が倒れるより前に、屋根などが飛ばされてしまうでしょう。その後に、壁などが破壊されます。 おもちゃの家のように、コロンと倒れる事は無いと思います。 では、仮に基礎の底に接着剤を付けてみましょう。 基礎を持ち上げると、基礎の下に数センチの土が付いているだけです。 土自体に引っ張りに対する強度がありません。 木を思い出してください。 木は根を土の中に張り巡らせて、自分を支えています。 周りの土を抱え込むようにして土との一体性を保ち、風などにも耐えられるようにしているのです。 では、高い建物はどうして倒れないのか。 高層建築物は地面の下に何十メートルも杭を打ってます。 直径が1メートルを超えるような杭を何十本も打って、その杭に基礎を固定しています。 棒を土の中に深く差し込むと、倒れにくくなると思いますが、同じようなものです。 家の話に戻します。 では、風で家がなぜ倒れないのか。 家には、奥行きがあります。 風で押されると、家は風下の地面と接しているところを中心に風の当たっている方を持ち上げようとします。 Sea-Breezeさんのおっしゃるような基礎だけの重量ではなく、家全体の重量を。 それほどの強度がないため、家が持ち上がるまえに家自体が崩壊します。

noname#174737
質問者

お礼

とても詳しくご解説していただき、有難うございました。 木のたとえ、なるほど理解できたような気がします。 

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