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まくる
辞書を引いたところ、『腕をまくる』と『袖をまくる』は意味が同じようですが、日常でどちらが常用なんでしょうか。この場合の『まくる』は『巻く』と置き換えることもできるのでしょうか。 また、『尻をまくる』という言葉を耳にしたら、体の『お尻』と連想されて、品のない言葉と思われるのでしょうか。 日本語を何年間も勉強していますが、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現がありましたら、それも併せて指摘していただければ助かります。宜しくお願い致します。
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『腕をまくる』と『袖をまくる』、どちらも同じくらい良く聞く表現ですね。 どちらが正しい表現なのかは私には分かりませんが、 同じ意味で『腕まくりをする』という言い方もあります。 『袖をまくって腕をあらわにする』という意味ですので、 『腕をまくる』はそこから派生したのかもしれませんね。 日常でどちらが常用か、と問われれば どちらも違和感なく受け入れられるのでお好みで。 より正しいと思われる表現を使いたいということでしたら、『袖をまくる』をお勧めします。 また、『まくる(捲る)』は『巻いて(上に)上げる』という意味ですので『巻く』とは置き換えられません。 次に『尻をまくる』ですが、 『腕をまくる』と同様の表現の仕方である 『着物の裾をまくって尻をあらわにする』という意味と 『急に態度を変えて喧嘩腰になる』という意味があります。 察するに後者の意味を表す言葉としてのご質問かと思われますが、 日本人でもこの言葉の意味を正しく分かっていない方も多いので 体の『お尻』を連想して品のない言葉だ、と思われるかもしれません。 使わないほうが賢明かと思われます。 『尻をまくる』という言葉を耳にしたら、体の『お尻』と連想されて、品のない言葉と思われるのでしょうか。 は 『尻をまくる』という言葉を使ったら(←耳にしたら)、体の『お尻』と連想されて、品のない言葉と思われるのでしょうか。 とした方が良いと思います。
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- otasuke009
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「まくる」は衣服などを巻き上げたり持ち上げて見えるようにすることを意味します。「巻く」は糸や紐、布地などを丸くまとめる(軸にからみつける)ことを意味します。前者は後者の結果として「見えるようにする」点にポイントがあります。 「袖をまくる」は、単に「衣服の袖をまくって腕を露出させる」意味ですが、「腕をまくる」はそれに加え、「実力を発揮する機会を待つ」という意味の慣用表現として多く用いられます。 「尻(しり)をまくる」は、実際に「尻」を露出させる意味になると思われますが、おっしゃるとおり下品な自体ですので普通はあまり用いられないかもしれません。それに対し「ケツ(尻)をまくる」という言い方があります。これは、「開き直って威圧的な態度を取る」「居直る」意味の慣用表現として用いられます。
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- bentrey
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「袖を捲くる(まくる)」が本来的には正しい日本語です。「腕をまくる」は、間違いから発展してしまった慣用語です。また、「巻く」とは置換できないです。 「尻を捲くる」は、広辞苑での説明では「これまでの穏やかな態度を捨て、どうでもなれと反抗的態度をとる。居直る」ということですが、日本人でもこの言葉の意味を知っている人は少ないと思われますので、awayukiさんのご懸念のように、「品の無い」言葉として受け止める日本人も多いと思います。
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- rightegg
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こんばんは。 本来の意味で言えば「袖をまくる」の方が正しいです。 「腕をまくる」は袖をまくる時の動作から派生した言葉なのでしょう。本当に腕をまくったら皮がむけてひどい事になってしまいます(笑)。 これと同様に「尻をまくる」というのも、着物のお尻の部分の布をぺらっとめくる動作から派生した言葉だと思います。スーツのジャケットの後ろをめくって(ズボンははいたまま)お尻を出したと思って下さい。 これは古いボディーランゲージで、開き直るとき、つまり「Eat this!!」と言っているのと同じです。 良い言葉ではありませんが、下品というほどでもありません。 まくるは「捲る」と書き、袖口などが裏返る様子の事です。 「巻く」と似ていますが、違う意味です。
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いつもお世話になっております。 早速のご返事ありがとうございました。いい勉強になりました。
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いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただきありがとうございました。ご添削も大変感謝いたします。いい勉強になりました。