飛行機の廃ガスとのお答えでみなさん
一致しているようなんで、自信なくなって
しまいましたが、原因は過冷却という
現象のはずです。
ご質問者の方、中学生以上なら
飽和水蒸気量というのを聞いた
ことがあると思います。
空気中に溶け込める水の量と
いうのが決まっていて、これを
飽和水蒸気量といい、この量
を超えた水蒸気が空気中にあると
空気に溶けきれない水が、霧とか雲の
ような現象で目に見える
わけです。
ごくまれに、飽和水蒸気量を超えた
水分が雲などにならず空気中に存在
していることがあり、これを過冷却
といいいます。
過冷却は、水蒸気量と温度の微妙な
バランスで不安定に生じている現象
なので、そこに飛行機が通過し
空気の流れを乱すと、飽和水蒸気
量を超えて存在していた水分が
一気に雲として現れるんです。
つまり飛行機雲も正体は、飛行機の
エンジンのガスではなく、もともと
空気中に過剰に溶け込んでいた
水分なのです。