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目の細胞について
数日前に目の構造を生物学で習いました。教科書によると「黄斑」は凝視するとき像を結ぶとあり、視細胞の内「錐体細胞」が密にあるそうです。錐体細胞は強い光の中で色彩を感じることが出来… そこで疑問に思ったのですが、「黄斑」は人類の祖先などの夜行性の動物には「暗いので色を感じる必要はなかった、また夜行性なので強い光で無いと反応しない錐体細胞はない・なかったのかもしれない」と思ったこと。色の認識は広い森で果実などの熟し具合をみるために進化したとも…(色々理由はあるとは思いますが) また「黄斑」は「凝視」=「立体視」?する事よりも、物体の認識(敵)の方が優先な草食獣には少ないか、あるいは無い。錐体細胞もない(立体視より敵を素早く見つけるほうが大事? 凝視=近くのものをよく見る=それには錐体細胞と「黄斑」が必要…と仮定した場合ですが(笑) どうなのでしょうか?私の珍妙な仮説はゴミ箱にゆくとして^^;
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いい説だと思います。 結果を先に言うと、黄斑があるのは人間に近い霊長類(新世界猿)だけです。 本来、哺乳類の祖先は夜行性の爬虫類だと言われてますしネズミなんかも夜行性ですね、管体細胞の割合が多いです。 なんで、ほとんどの動物が極度の近視です。 霊長類は樹上生活(立体で生きてる)なので目が良い方が有利なので錐体細胞が中心に寄る様に進化し黄斑になったみたいです。それと目を固定するために眼窩も形成されたみたいです。下のリンク集の『霊長類は視覚動物』なんかおもろいです。あくまで仮説みたいですけど。 高等なヒトほど色彩感覚があるようですし、錐体細胞も進化してるみたいです。 NHKスペシャルの『生命大進化』見ませんでしたか?見てなかったら年末にやるみたいなんで霊長類の回だけでもおすすめです!
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- suiran2
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質問者さんの想像は殆ど正しいのではと思います。 #1さんがご指摘の通り錐体細胞は,高等なサルにしかありません。RGBの三種の錐体細胞のなかで,Rが一番早く発生したと記憶しています。ですから「色の認識は広い森で果実などの熟し具合をみるために進化したとも…」といった予想は正しいのではないでしょうか。 蛇足ですが,これら錐体細胞の発生は,割合最近のために,錐体細胞の能力にはかなりの個人差があります。ですから,ご自分の見ている世界と他の人の見ている世界は,厳密には実は同じではありません。また,赤に関してはX染色体の上に遺伝子があるために,男性は1本しかなく女性は2本ありますから,男性は女性を超えることは出来ません。 「黄斑」は,これも殆ど予測の通りと思います。樹上性のサルにして初めて黄斑が登場します。木から木に移る際に距離感は極めて重要です。そこでこの黄斑は距離感を決める三角測量の原点のような働きをしているのではと思われています。事実病気で黄斑が変形した人は,距離感を失うそうです。 何かの参考になりましたなら…
- TTOS
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#1さんの参考URL,とても面白いですね。勉強になります。 下のURLには,ウシやブタの眼球に黄斑がないことが書かれています。 凝視する領域は夜行性動物にもあるようですが,錐体細胞の集中はないですよね。