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渡り鳥を追跡するGPSシステムについて教えてください
こんにちは。いつもお世話になってます。ちょっと教えてください。 以前、TVで、渡り鳥に発信機(GPS:グローバル・ポジショニング・システム)をつけて追跡するところを見たのですが、そのシステムについて詳しく知りたいのです。 1.現在使われているのは何というシステムなのか(GPSにはいくつかの種類があるようです) 2.実際に渡り鳥の追跡をするには、どのぐらいのコストがかかるのか 3.期待できる成果(クオリティ)と、運用の難点となるもの 実際に鳥を追跡する計画を提案しようとしており、なるだけ詳しく教えていただけると助かります。
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- albertpark
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1.渡り鳥の追跡に使うのであれば、一般的な単独測位受信機で十分な精度が出ます。 2.GPS自体にはコストはかかりませんが、GPSにより得た位置データの取扱いによってはコストがかかります。リアルタイムに送信しようとすると衛星通信しかありませんから、コストもかかりますし、だいいち重くなります。戻ってきたところをつかまえて記録されているデータを取得するのが現実的です。受信機はそれほど高価ではありませんが、電源が問題ですね。 3.渡り鳥につけるような超小型の受信機でも、数10メートル以内での測定が可能です。ただし、測定時間は数時間おきとか1日おきとかになるかもしれません(電力節約のため)。 たしかドイツのほうだったと思いますが、実際に鳥にGPS受信機を取り付けて実験をしています。国内でも↓のとおりいくつかありそうです。 受信機については、切手サイズのものがすでにあります。 問題は、データの記録と電源だと思います。
- minatouri
- ベストアンサー率50% (1106/2197)
渡り鳥の追跡調査に現在つかわれているシステムは,GPSではなくNTTのアルゴスシステムではないでしょうか. http://www.ntt-east.co.jp/philan/challeng/c-ntt/stage4/bird/bird.html GPSは衛星の電波を受信して位置を特定するもので,現在精度が非常に高いものもありますが, 電気の消費が激しく,渡り鳥の追跡調査などにはまだ実用化されていなかったと思います.(新しいのがでたのかな) アルゴスシステムは参考URLを見ていただければわかりますが,重さ15gの発信機を捕獲した鳥につけて,その位置を情報処理するものです.精度的には数キロの誤差はあると思います. 専門家でも経験者でもありませんので,わかる範囲で1のご質問についてのみお答えしました. 参考URLから日本野鳥の会のHPへもいけますので,そちらの「国際的な保護活動」にも他の追跡調査について報告がありますのでご覧になられては如何でしょう. 以上ご参考までに.
お礼
みなとうり さん 情報ありがとうございました。NTTのアルゴシステムのサイト、とても参考になりました。 いただいた情報をもとに調べた結果、GPS装置と、WEB(またはView)画面上に表示するプログラムソフトは、完全に分けて考える必要があるということが分かりました。株式会社パスコ という会社が、Tracking Analyst というソフト http://www.gis.pasco.co.jp/opinfo/arcview/documents/TRCKING.HTML を出しており、そこのショールームに問い合わせたところ、当然のことながら、「GPSから送信されるデータをそのまま地図画面上に置き換えるため、表示の精度は、GPSの精度しだい」なのだそうです。 GPS装置の精度に関しては、まだ調べている途中ですが、鳥に装着できるような小さな発信機では、やはり数百メートル~数キロの誤差があるようです。でもアルゴシステム以外のシステムに関する詳しい情報は、まだ入手できていません。 調べている途中で、こんな情報を見つけました。環境省主導のプロジェクトで、総務省独法人通信総合研究所、東京大学、静岡大学、沼津高等工業専門学校が、今年度の事業として研究開発をおこなっているそうです。 ◆平成13年度地球環境研究総合推進費新規採択予定課題一覧 ... 沼津高等工業専門学校, 人工衛星などの高度情報・通信技術を利用して 渡 り鳥の生態を調べるとともに、全地球測位システム(GPS)を用いた新たな 追跡技術を開発。最終的には、渡り鳥とその生息環境の保全施策へ貢献。. ... http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=2004&hou_id=2494 ◆福田・和田研究室研究内容 ... GPSによる渡り鳥調査システムに関する共同研究: 東京大学農学部, 東海 大学海洋学部, (株)光電製作所. 最近の主要論文; 学位論文リスト(工事中). 沼津高専 長澤研究室へ (実験等でお世話になっています。) ... http://com.eng.shizuoka.ac.jp/reserch.html もっと情報を集めたいです。また何か情報があれば、ぜひよろしくお願いします。