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英語の勉強法

こんばんわ。僕は来年から高校の英語を講師として教えるものです。今年来年の3月に大学を卒業し,4月からの予定なのですが,正直英語をうまく教える自信がありません。その理由はいくつかあるのですが,一つ目に英語力があまりないということ,二つ目にどんな授業をしたらおもしろい,学びたいと思ってくれるのでしょうかわからないということです。   今まで僕がやってきた英語といっても,問題を解いているだけで,自分でわかっていても教えるまでの知識が理解できていない気がします。どんな参考書や教材で勉強しなければいいでしょうか?  また,どんな英語の授業が面白いと思いますか?  いろんな意見お待ちしております。

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  • Shimo-py
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回答No.2

おーい! そんなので大丈夫なのか?! 最初にいくつか厳しいコト言います。 アドバイスは下のほうに書いておきます。 ◆ご質問に、改めていただきたい点がふたつあります。 第一に、「面白い授業」という手段を考えるのは あとの話であるということ。 第二に、授業は授業内容だけを教えるのではない、ということ。英語の先生の役割は、英語を教えるとともに、自分がなぜ英語(あるいは外国語の学習)を楽しい・大切だと思うのかを伝えることなのです。  自分が楽しんでもいないことについて、興味をもたせることなど、絶対できません。 ◆ネイティブではありませんから、自然な英語とまでいかないことは、仕方がありません。だけど、非ネイティブとしては問題ないと言えるだけの力はもっておかねばならないのです。教壇に立つには、一にも二にも自信がないといけません! 英語の教師になるのは、英語を職業として食うことで、それをプロといいます。プロ意識をもつためにも、英語力がない、というのは、絶対に困ることです。 ただし、あなたのいい点も認めたいと思います。 英語力がない先生で、それを自覚していない人がいるからです。あなたの場合は、自覚があって、それではいけないと思っておられる。その気持ち、大切にしてください。経験を積めば、きっといい先生になれます。 ◆私は講師として大学および高等学校で英語を教えて7年が過ぎ、今、一年間離職してイギリスで研究中の身です。  どこの学校でもそうなのですが、「英会話がぺらぺらになりたいです」という生徒・学生が相談にきます。  ところが、私が「じゃ、日本語でいいから3分間、「私」というテーマで話してみて」と言ってみると、名前と趣味くらいしか言えない子が多い。そう、メッセージがないのです。話すべきメッセージをもたない人が、話せるようになるわけがないのです。だからあなたも、生徒の興味を惹きつけるいい先生になるためには、まず伝えるべきメッセージをもってください。 厳しかったかな? それではアドバイスをいくつか。見ておくとよい本には番号をつけておきます。 ◆英語が読めることと、30~40人の前で大きな声で発音するのは別問題です。音読をしっかりやってください。音読の上手な先生っていうのは信頼が篤いんですよ。  ポイントとしては、英語は弱・強・弱・強…と交互にアクセントがきます。(もちろん弱・弱・強…のようにもなる) それから、「曖昧母音」といわれるものをちゃんと弱く発音するだけで、発音はぐぐっとよくなります。(つまり difficult をディフィカルトと読まず、ディファコォトのようにする)。曖昧母音に注意せよ、というのは、リズムよく音読するための鉄則です。 ◆教えているうちに強くなる、という要素は確実にあります。私は英文法に相当の自信がありましたが、いざ教えてみると、その知識に結構穴が空いていることが分かったのです。授業の準備をすることは、その穴を埋めていく作業のように感じられました。  教えて2~3年ほどすると、穴が完全に埋まったように思えたものです。もちろん、研究は欠かしません。常に疑問意識をもち、文法的側面は決してごまかさないという精神を強く持ちました。 ◆授業の準備とは別に、英作文を練習してください。徹底的に練習して、できればネイティブの外国人に見てもらう機会をつくってください。英作文をすると、自分の弱点がよく見えます。見えた弱点を、こんどは文法的に勉強しなおしたり、辞書にメモしたりして生かしていきます。  私の辞書は、書き込みだらけです。  したがってそれは世界に一冊しかない辞書であり、また私の経験の辞書でもあります。  経験上、教壇に立っても、英作文が自信をもって教えられるようになるには数年かかります。 ◆辞書は、複数必要です。文法全般の解説は 1 研究社『ルミナス英和辞典』 が最も優れています。 2 大修館『ジーニアス英和辞典』 は高校生に人気で、語彙数も十分ですが、私の経験上、英作文の指導にはあまり向きません。 3 電子辞書をもつ場合は『リーダーズ英和辞典』および『研究社英和活用大辞典』の両方が入っているものが一番です。前者は驚異的単語数を誇り、また背景知識を知るのに有益ですが、例文は少ないです。後者は英作文に欠かせません。単語の組み合わせや、語彙の拡張に便利です。 ※間違っても豆サイズの辞書や単語集で済ませないこと。 ◆あなたも自覚しておられるとおり、知っていることと教えることは別です。  教科書や文法の参考書など、具体的な教材をつかって、説明のシミュレーションをしてみてください。自分で整理できていない点、曖昧な用語などはないですか?   それからとくに最初の数年間は、辞書を引きまくってください。知っているようで知らないことはゴマンと出てきます。新任当初で辞書をひく回数の少ない英語の先生の知性は信頼に値しません。   ◆最後に、常に研鑽をつむこと。これは誓いを立てるくらいの意気込みが必要です。文法を徹底した知識に変えたいのであれば、 4 原仙作『英文法標準問題精講』(旺文社) を徹底して読みつぶすことです。(※類似のタイトルも多いのでご注意ください) 読んでて分からないことがあれば、辞書を引き、そして『ロイヤル英文法』を使って確認する。この蓄積が、いい先生になれるかなれないかの分水嶺です。 5 綿貫陽ほか編『ロイヤル英文法』(旺文社) もしも、授業内容だけでなく、「英語」そのものについていろんな背景を知っておきたければ、オススメの書物がありますので、書いておきます。 6 江川泰一郎「英文法解説」(金子書房) 7 渡部昇一「英語の語源」(講談社現代新書) 8 渡部昇一「英文法を撫(な)でる」(PHP新書) 9 鳥飼久美子 「異文化をこえる英語-日本人はなぜ話せないか」 (丸善ライブラリー) 10 山田雅重「日本語の発想・英語の発想」(丸善ライブラリー) 6は読み物ではないが、教師必携の書です。 7は秀逸。日本語で読める語源の本でこれに勝るものはない。(ほとんどの本は語源辞典まるうつし状態だが、これは全く違って読んでて夢中になる) 8は、とくに前半が面白い。 9・10は気楽に読めて、かつ、はっとさせられることの多い啓蒙書です。まだまだたくさんあるけれど、最上位に上げられるのはこれらの本です。 がんばってください。苦手な気持ちをもっている先生は、いい先生になれます。英語で苦労する生徒の気持ちがわかるからです。だから決してあきらめずに、探究心を持ち続けてください。

baseballlover
質問者

お礼

こんなに長く答えてくださって本当にありがとうございます。  自分なりにメッセージはたくさん持っているつもりです。自分が今までやってきたこと、経験、想いなど、伝えたいことは山ほどあります。それを英語に限らずいろんな場面で生徒達に伝えることのできる教師になりたいと思います。  一番shimo-pyさんのアドバイスで考えさせられたこと、それは「英語で飯を食っていくということ」こんな当たり前のことを忘れている自分に気づくことができました。プロ意識をもって常に探求する気持ちを忘れないようにしたいと思います。  来年の4月まで少ししかありませんが、もう一度英語を見直し、自分自身も見直していきたいと思います。貴重なアドバイスありがとうございました。  

その他の回答 (3)

回答No.4

横レス的アドバイスを 小員は中高6年間の現在は進学校といわれる学校に学びました。#2さんが 言われるように メッセージをもった先生に英語を教わり少なくとも英語嫌いでは なくなりました。 その先生は、元商社マンとして 英語を使う職業人から、トラバーユして私学の英語の先生になりました。授業の合間の雑談も面白く小員が商社に勤務したのも彼の影響が大です。 メッセージを持った先生になってください。 尚、理科の先生で企業の研究部門からトラバーユしてきた人もいました。この先生は数年後には、大学の研究所に行かれました。(理科の授業は脱線だらけでしたが)  何れも、職業 英語教師 理科教師 以上のメッセージを持っておられました。 ご参考まで。

baseballlover
質問者

お礼

メッセージを持った先生にはこれまで一人にしか会うことができなかったなぁ。  でも僕はたくさん伝えたいことがあります。小員さんの英語の先生のように影響力のある人間になりたいです。  アドバイスありがとうございました。

noname#27172
noname#27172
回答No.3

#2さんのアドバイス very goodです。でも、教科のいかんに拘わらず、教師になるからには 教師としても心構えも必要です。 一応、教師の資格は持っているわけですね。でしたら、最も重要になるのは baseballloverさんの人柄です。英語は 出来る人と出来ない人の差が非常に際立ちます。そこで、どうしても 出来る生徒を贔屓しがちですが ちょっと待ってください。私でも 出来ない生徒は見捨てて 出来る生徒の芽を伸ばしたいところですが、ここで生徒の差別はしないでください。出来ない生徒の面倒を見た方が baseballloverさんの信頼も高まりますよ。

baseballlover
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。僕はもともと、高校の成績は下から何番の生徒でしたから、そういう生徒達の気持ちがよく分かっているつもりです。その生徒たちをどうしたら伸ばすことができるか、というよりどう興味を持たせるか、できなくても興味を持ってもらうことが大切だと思います。  どんな学校に配属になるか分かりませんが、いろんな性格の生徒達を均等な目で見ることのできる教師になりたいと思います。ありがとうございました。

  • Zawaja
  • ベストアンサー率51% (92/180)
回答No.1

塾のチューターとして多少英語などいくつかの教科を教えていたことがあります。 そこで感じたことは教えることと教わることは違うということです。 自分が学習しているときは自己完結で良かったものの、教えるときはどうしてこうなるのかの理由まで教える知識が必要になります。 今まではAはBなんだよで済んだのを、教えるときは、ではなぜAはBになるのかという知識をつけていった方が良いと思います。 また、文法を教えるにしても、ある部分の文法を教えるときどの様に説明すればよいか一度文章にしてまとめてみて下さい。うまく説明できない部分をどう説明すればよいか良いか、色々考えてまとめてみると良いと思います。 しかし、1年、1年全くカリキュラムが変更になるというわけではないですし、教科書の範囲で来る質問はある程度同じになるので、2年くらいすれば大体分かると思います。

baseballlover
質問者

お礼

貴重なアドバイスありがとうございます。教育実習でもそれを痛感しました。教えることって難しいですよね。でもあきらめず頑張って行きたいと思います。ありがとうございました。

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