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ドイツ語のカッコはなぜ逆か
ドイツ語では≪≫を≫≪と書きますよね。ワープロで出ませんが””も下に付けてる。あれはなぜですか? 他の言語にもそういう事例がありますか? そもそも文章上の記号一般について論じたサイトや著作があれば教えていただきたく存じます。
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- ChM
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「なぜか」は分かりません。ただ言えることは、『英語を標準である』と決め付けた場合に「逆」となるのであって、ドイツ語を標準とすれば、英語のほうが逆ですネ。 カッコには、さまざまな種類、さまざまな向きが存在します。私の手もとには、多くの国で出版された、その国語で書かれた図書が多数あります。 英語は一般に“◯”ですが、英語の図書で左側が「”」の逆向きになったものもあります。このカッコは、ここのサイトでは表記できませんが、『全角で』「U201F」(表示は「う201f」)と入力し、「F5」を押したうえ、選択(左クリック)してEnterで、WORDなどで表示可能です。ご質問にあるドイツ語の左のカッコは「U201E」です。その右は「“」です(下に付けてある、というご質問は何かの思い違いでしょうか。少なくとも一般的ではないようです)。 なお、ドイツで使われるドイツ語と、スイスで使われるドイツ語ではカッコの用法に違いがある、と耳にした記憶もあります(この件は裏付けなく「自信なし」です)。 ポーランド語では、(私の所持している図書で見る限り)左がドイツ語と同じ、右が英語と同じです。 言うまでもなく、日本のカッコの基準は「◯」です。中国や韓国も同様でしょう。日本での“◯”は、欧米からの移入であって、本来の日本語用カッコではありません。 ちなみに、国鉄時代の指定券類の注意書きに使われたカッコに、左が“L”形、右が“コ”の下の横線を削った形のものも存在しました。 また、ロシア語では≪◯≫が使われ、“◯”は使われていません。
お礼
参考になりました。 言語によって、また同一言語でも場合によってさまざまなカッコがあるとわかりました。ご提供くださった情報を今後活用していきます。 やはり気になるのですが、記号一般はどうでしょうか?たとえばドイツ語では強調句を示すのに斜字体にする代わりに「カ ッ コ」という風に字間をあけるものがありますが、こういったおそらくさまざまにあるのであろう、そもそも文章上の記号の用例を集めた(または記号一般をまとまって論じてある)サイトや著作があるでしょうか? あるいは日本語に本来なかったこういった記号がどういった歴史的経緯で入ったのかについて書かれたサイトや著作がございますでしょうか? ご存知な限りで結構ですので、お答えくださることを お待ちしております。