中学生で「心理学」って言葉を知ってりゃ大したもんだ、と思うのはわたしだけでしょうか…。わたしなんか、下手すりゃ、哲学って言葉すら知らなかったかも。
ズバリ、講談社ブルーバックスのシリーズに『マンガ心理学入門』という本があります。心理学の案内書としては、すぐれた内容です。が、シッタカブッダ的な、奥深さはないです。心理学は脳と切っても切り離せないものですが、同じシリーズに『マンガ脳科学入門』があります。
岩波ジュニア新書には『心理学ってどんなもの』という本があります。北大路書房からは、心理学ジュニアライブラリというシリーズが出されています。どちらも「ジュニア」とついてるだけあって、中高生向けです。が、漫画風ではありません。
哲学では、岩波ジュニア新書で竹田青嗣さんが『哲学ってなんだ』を書いており、講談社現代新書で永井均さんが『〈子ども〉のための哲学』を書いています。個人的には、鷲田清一さんの『じぶん この不思議な存在』(講談社現代新書)という本が好きです。以上の本は、漫画風でもなく、十分理解できるかもわかりませんが、奥深さは味わえるのではないでしょうか。ただ、わたしでも、少し難しいと感じる部分がありますが、哲学なんてそんなもんだと思います。わからないところはすっ飛ばす。この勇気が必要です。
生き方を考えるという意味では、西洋哲学より東洋哲学が向いてるかも知れません。たとえば、詩人の加島祥造さんが訳した「老子」が『タオ』として筑摩書房から出ています。解説書が必要なら林田慎之助さんの『「タオ=道」の思想』が面白いです。あと、玄侑宗久さんの『禅的生活』(ちくま新書)かな。
わたしは別に読書家じゃないので、かなり偏ってますが、割とスタンダードなところじゃないでしょうか…。
お礼
ありがとうございます!! ネットでも色々調べた結果、 心理学の方は「マンガ心理学入門」 哲学の方は「哲学ってなんだ」を読んでみようと思います。