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病気と共存する人間の尊厳
- 病気を抱える若者の死別感と恐怖について
- 殺人事件への嫌悪感と罪悪感の二面性
- 死の恐怖と未来への不安に向き合う方法
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質問者が選んだベストアンサー
まだ若くていらっしゃるのに、たいへんな病気をされましたね。 今は落ち着いていらっしゃるとのこと、毎日を気をつけて過ごされているのでしょう。このまま、平穏に日々が過ごせればいいですね。 でも、再発の不安は、いつまでもつきまといますよね。 わたしも3年前に乳がんの手術をしました。リンパ節に転移もありましたが、とりあえず今のところは、再発せずに過ごしています。 去年の今頃、かなりの「死への恐怖」にとらわれました。 わたしには障害をもつ子供がおり、この子が自立できないうちに、たいしたサポートもできないうちに死んでしまうのではないか、そう思っただけで叫び出したいような、身の置き所のない不安をおぼえました。 でも、子供のことや、自分の病気についていろいろ勉強するに従って、「今、自分が死んでいないのは、今自分にできることがあるから、自分だからできることがあるから」と思えるようになってきました。 死に直面しているのは、誰でも同じです。今となりにいる人が、10分後には交通事故でいなくなってしまうかもしれない。若さも、経験も、持っているものもそれぞれです。でも、一度病気を通して「死」を見てしまった者、「自分に寿命がある」とわかってしまった者は、特別な目を与えられたと思えませんか。「自分が生きることの意味」を見つめながら生きる、その機会を与えてもらえたのだと、わたしには思えます。 「つらいことを乗り越えるためには、つらいことをずっと考えることだ」と、何かの本で読みました。まだ乗り越えたとは言えませんが、これは真実だと思っています。 去年読んで、すこし救われた本を、いくつか挙げておきます。 「死にゆく者からの言葉」鈴木秀子 「生きることば あなたへ」瀬戸内寂聴 「地獄は克服できる」ヘルマン・ヘッセ 生ききった者には、死は恐怖ではない、そう信じること、信じて生きることが、わたしの信条です。
お礼
ありがとうございました。 入院していたときの知り合った同じ病気を かかえた方などもいるのですが、 世間話をするくらいでなかなか本音の部分に ついて語り合えるという機会はありませんでした。 私も死について発病してから考えさせられました。 回答者様のような ご意見をいただけてとても励みになりました。 一日一日を大切にしながら充実した日々を 生きていければよいなぁとおもいます。