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子どもの歌唱指導
幼稚園・小学校における児童・生徒の歌唱についてその留意点を教えてください。
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回答に対する自信:あり、と書きましたが、失礼ながら、この質問内容では、あまりにも漠然としすぎていて、私の回答は的を外す可能性が高いです。 まず、あなたはどのような立場の方でしょうか。学生さんですか?新任の教師ですか?あるいは、既にベテランの? 私の勤務は小学校です。高学年を指導することの方が多いのですが、小学生は低学年から高学年まで、声の出し方や理解に、かなりの幅があります。 まず、歌唱以前の問題について 特に3年生以上では、学級の雰囲気、仲間の心の解放がきわめて重要です。 担任がどれだけ児童と深くつながっているかにすべてがかかっており、いかに音楽的に優れた教師であっても、児童が安心して歌える状況でないと、音楽の時間は苦痛でしかありません。 逆に低学年・幼稚園では、楽しい雰囲気を維持しつつ、音楽の授業での約束事を守らせることを、かなりしっかりとしつけていかないと、授業になりません。ただのおまつりで終わってしまいます。 歌唱についてはいろんな専門書が出ておりますが、上の点がクリヤされていないと、何一つ実践はできないでしょう。体験者(私)は語る。 さて、その上で、ですが。 学校教育における歌唱、と考えるならば、幼稚園だろうがなんだろうが、究極的に目指すべき発声を、ベルカント(いわゆる、オペラのような響く声)に近いものと設定して、一貫して指導した方がよいと思います。もちろんジャンルにより、要求される発声は様々ですが、ま、基本、ということで。 もちろん小さい子に、そんな声を出すのは不可能です。一方では、好きなように大きい声を出させて楽しませ、一方ではその発声を少しずつ意識させていけばよいのだと思います。 いちばん簡単で、確実な手立ては、 「さあ、このCDの合唱団の声をそっくりに真似してみよう」 でした。子どもは馬鹿ではありませんから、その声を聴けば、叫んでいるのではないことぐらいわかります。また、けっこう似た声を出すのです。 もう一つ、私が基本として行っているのは、「息はたくさん吸って、たくさん出す」ということ。 長くなりましたが、まとめれば、「学級が、歌える環境である」「楽しい気持ちを維持させる」、「基本的な呼吸法を身につける」、でしょう。これ以上詳しいことは、あとの方に譲ります。
お礼
回答して頂きありがとうございました。現役の先生に回答を頂けて、うれしく思っています。私は、現在、通信教育で小学校教諭の免許を取得中です。(教科)音楽のレポートの課題があり、質問内容にはそのまま課題を書き込みました。参考になる資料などがありましたら、付け加えて教えてください。よろしくお願いします。