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仏壇・墓石の廃棄、引取りについて
身勝手な祖母が、本来、墓を建ててはいけない宅地に立ててしまい、近所や役所から苦情が来て対処するように求められています。15年以上放置された廃屋の中に大きな仏壇もあり、どのように対処したらよいのか困惑しています。残された者は、みな小さなアパートに住んでおり、そのような大きな仏壇を引き取ることも難しく、新しく墓地を買って墓を移動することも経済的に難しいのが実情でです。納骨堂に骨を納め、小さい仏壇に買い換えたいと考えているので、墓石、仏壇を引き取ってもらうか処分するにはどうしたらよいのでしょうか。一番経済的な負担の少ない方法を教えてください。(めちゃくちゃビンボーなもので、クビが回らないのです。)
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まずは墓石について 自己所有地に墓石を建てることは法律に触れません。ただし,そこへ納骨すると法律に触れます。 二墓制と言って,埋葬する所と墓石を建てる所が全く別とする地域が今も残っています。うちの親族も自宅の庭に墓を建てましたが,遺骨は村の共同墓地に埋葬されています。 しかしながら,どうやら宅地に建てられた墓に納骨されているようですね。ということは,埋葬許可証はお祖母様が持っておられるか,仏壇の中にあるか,その墓に一緒に納められているのではないでしょうか。 まずは埋葬許可証を探し出し,遺骨を菩提寺の納骨堂や自治体の共葬墓地に移された方が良いでしょう。 自治体の共葬墓地が一番安いと思います。 墓石はそのまま残しておいて良いのですが,ご近所さんとのいらぬトラブルを避けたいのであれば,撤去せざるを得ないでしょう。菩提寺のお坊さんに来てもらい,魂抜きの法要をしてもらいます。石材店に頼めば引き取ってくれますが,撤去費用がかかります。 次に仏壇ですが,これはバラバラに解体して,大型ゴミとして出されても構いません。仏壇自体に魂が込められているのではなく,仏壇の中にある御本尊と位牌に魂が込められているので,仏壇は突き詰めて言えば,箱です。 仏壇屋さんの組合が年に1度,引き取った仏壇を供養して御炊き上げをしている地域もあります。例えば,京都でしたら嵯峨の清涼寺で年に1回,仏壇供養があります。その時期にこのようなお寺に持ち込めば,一緒に御炊き上げもらっても良いと思います。 私の住む地域では,迷信ではありますが,仏壇は大きくするのは良いが,小さくするとその家は衰退すると言われていますので,小さい仏壇に買い替えられることはあまりお勧めしませんが,大きい仏壇を納める場所がないということであれば,致し方ありません。 魂が込められている御本尊や位牌は,ゴミとして出すわけには行きません。新しい仏壇に移すのが良いのですが,御本尊も位牌も仏壇に合わせた大きさのものを祀っていますから,小さい仏壇では納まらないことがあります。ですので,御本尊や位牌は,墓石の魂抜きの法要をして貰うときに合わせて魂抜きをしてもらうか,菩提寺に持っていって魂抜きをしてもらってから処分します。菩提寺で引き取ってくれることもあります。 一番経費がかかるのは,墓石の撤去費用だと思います。
お礼
本当にありがとうございます。このようなことについて詳しくご存知の方自体があまり多くないので、大変、助かりました。本当にありがとうございました。