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鶏皮のコラーゲン
こんばんは。 鶏皮のコラーゲンは鶏皮から出てくる脂をたくさん取ると無くなるのですか?脂がコラーゲンと関係あるのでしょうか? あと、鶏皮のコラーゲンを効果的にとる方法はありますか?(調理法) ご回答、よろしくお願いします。
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こんにちは。 >油を沢山取る・・・方法によります。 例えば、皮ごとはいで取っちゃえば当然なくなっちゃいますね。でもこれは意味が違うと思うので・・・ 油を煮出すとか焼いて流すとか、絞り取るという方法でしたら、減りません。 コラーゲンは組織の細胞を支える為の繊維質を作っており、そこに油を沢山含んだ脂肪細胞がしがみついてるわけです。 油を流し出しても絞り取っても、繊維部分は残るので、そのまま残ってます。 ただ、これを食べても、鶏のコラーゲンがそのまま吸収されて人間のコラーゲンにはなりません。 コラーゲンは主に胃や腸で消化分解されてアミノ酸、もしくはアミノ酸がいくつかくっついたペプチドという物になって吸収されます。 そしてアルブミンというタンパク質に作り替えられて、体中のタンパク質が必要な所まで運ばれて、それぞれのタンパク質に作り替えられます。 その一つがコラーゲンなわけです。 コラーゲン自体はそのままだと大変消化されにくいので食品としてはよろしくありません。 なので、そのまま食べるのではなく、熱を加えたり酸やアルカリで料理して少し分解して消化されやすくします。 コラーゲンを非常に多く含む材料、骨や皮などを苛性ソーダで煮て作ったのがゼラチンです。 また、薬品を使わず分解する料理に魚の骨や皮等で作る「にこごり(煮凝)」があります。 ちょっと味付けして煮ただけ、つまり熱で分解するわけです。煮れば煮る程よいです。 他にも、フォンドボー等は、骨(肉付きですが)を何日も煮て作ります。 基本的にはコラーゲンを食べるにはよ~く煮るのが一番いいです。 原理的には、焼いてもいいのですが、コラーゲン繊維は焼くと固くなるので、食べにくくなります。 この時、酸としてはお酢、アルカリなら重曹などを使える料理には使うとより分解が進みやすくなります。 また、酸やアルカリを使わずに、圧力鍋で煮てもいいでしょう。 基本的には、コラーゲンを有効に摂取できるようにするには軟らかくする事です。 軟らかくなればなる程よいと思って間違えありません。
お礼
早速のご回答ありがとうございます! すごく詳しくてわかりやすい説明でとても感動しています。ずっと疑問に思ってて、昔の質問などから検索していましたが見つからなかったので本当によかったです。 ありがとうございました。とても感謝しています!