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オートクレーブによる滅菌
病院内製剤として塩化ベンザルコニウム(オスバン)とグルコン酸クロルヘキシジン(ヒビテン)の消毒液を薄めて適当な濃度に作っています。注射用水にこれらの原液を注射器で入れて密封したまま作っています。 最後にオートクレーブで滅菌をしているのですが、これは、ガラス容器の外側だけしか滅菌されていないのですか?それとも密封した容器の中の消毒液も滅菌されるのですか? 一応、消毒液を作るときは、クリーンベンチ内でむきんそうさではやっているのですが・・・。 また、別の製剤で硫酸ポリミキシンBグリセリンというものを作って最後にオートクレーブにかけるのですが、プラスチックの容器を使っているため、ふたを完全に閉めての滅菌ができません。ふたを緩めてやっています。それでも滅菌したといえるのでしょうか?
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オートクレーブ滅菌ですべて消毒されます。容器内の溶液の温度も上昇するので大丈夫です。私は医療関係ではないのですが121℃、30分の条件で滅菌しており、それで中の溶液を滅菌しています。 ふたを緩めて滅菌する場合にはアルミホイルでふたの部分をくるんで滅菌が完了した後、ふたを閉めてあげれば大丈夫です。ガラス容器でもプラスチック容器でもふたをある程度開けてあげないと容器が壊れる心配があるので気をつけてください。 そのほかの滅菌方法としてはフィルターを使ったろ過による滅菌方法があります。これは溶液内に溶けているものが熱に弱いものや熱に弱い容器(あらかじめガンマ線などで滅菌されているもの)を用いる場合に使います。シリンジにに溶液をとり、シリンジの先端にフィルターをつけ押し出すと菌がフィルターでトラップされ滅菌された溶液が出てきます。溶液を入れる容器はあらかじめ滅菌され、クリーンベンチ内でおこなわなければなりませんが。参考までにフィルターはミリポアという会社から発売されています。
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- hana-hana3
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一般的には熱で滅菌します。 基本的には、内部まで熱が上がれば(120~130度○○分で)目的とする滅菌が行われます。 ふたを緩めていれば、この規定を満たす事はできないので、滅菌が行えているとは言えないかも知れません。 ただし、滅菌時間を長く取る事で目的とする滅菌に近い事が行えると思います。 また、熱に弱い容器や薬剤を使用する場合は、それなりの滅菌方法を考える必要があります。 オートクレーブの滅菌では、正しい温度と時間管理を行わないと、滅菌した事にはなりません。
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回答ありがとうございます。 業務に携わっているのに、無菌操作の知識に欠けていて恥ずかしい限りです。これを機会に勉強したいとも思うのですが、学生のときにもほとんど機械の仕組みなんかは勉強してなかったと思います。 少量の薬剤で高温に弱いものはミリポアフィルターをつかって滅菌しているのですが、量が多いととてもできないので大変です。
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回答ありがとうございます。 業務に携わっているのに、無菌操作の知識に欠けていて恥ずかしい限りです。これを機会に勉強したいとも思うのですが、学生のときにもほとんど機械の仕組みなんかは勉強してなかったと思います。 ふたを緩めるときはアルミホイルでくるむとよいんですね。緩めるのが少ないと、容器が変形してしまうので、困っていました。 ミリポアのフィルターは点眼液などで、熱に弱い薬剤のときに使っているのですが、大量の消毒液なんかにはちょっと向かないと思っていました。面倒なだけですけど・・・。