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土木工事で使う石灰は土壌改良剤として使える?
土壌改良剤として石灰はよく知られていますよね? どうやら工事現場でも石灰は利用されているようです。 その石灰と土壌改良剤の石灰は成分に違いはあるのでしょうか? 工事現場の石灰は土壌改良剤として利用できますか? 教えてください。お願いします。
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一般に石灰系の製品は次の種類があります。 生石灰・消石灰・炭カル(炭酸カルシウム)・苦土石灰などです。 土木などで使う石灰は消石灰の事もありますが、より強く固めるには生石灰を利用していると思います。 基礎部分の補強の為に生石灰を混和して鎮圧する事で、水分を含むと 消石灰となって固まり、簡易的なセメントのような効果があります。 いわゆる「たたき」を作ってしまうのです。 もっとも、一般住宅で「たたき」を作る時には消石灰を使いますが・・・ 産地や地層で含有成分の違いはあるでしょうが、基本は石灰岩ですから 成分的には土木用も農業用も、そんなに差はないと思います。 ただ、土木用生石灰で、粉末なら良いですが、粒が1センチ以上の大きさで 包装される規格もあるようなので、その場合には分散させるのが難しいと思います。 それと生石灰は水分が加わると、火災を起こすほどの高温となりますので、 使用時の取り扱いや、残った場合の保管方法で十分な注意が必要です。 日本石灰協会・日本石灰工業組合のHP http://www.jplime.com/top.html その中の農業用 http://www.jplime.com/katuyou06.html 土木用 http://www.jplime.com/katuyou09.html 酸性土の改善には一般的に消石灰がよく使われますが、緩やかな効果や 費用的な事を考慮すると、炭カルの方が優位になることが多いです。 また、成分も考えると苦土(マグネシウム)の入った苦土石灰のほうが良いです。
お礼
詳しい説明どうもありがとうございます。 とても参考になりました。