相続時精算課税制度の利用について

質問

父が所有する賃貸アパートの固定資産評価額は土地が3,300万円、建物が1,200万円で合計4,500万円です。これを相続時精算課税制度を利用し、二人の子供（何れも50歳以上）の共有名義にすることで非課税で、名義変更が可能となりますか。何か、問題や懸案事項が有りましたら、ご教示ください。宜しくお願い致します。

回答No.2

f272

相続時精算課税制度を利用しても非課税になるわけではありません。贈与時にかかる贈与税に関しては、2500万円までの特別控除(2人の子供にそれぞれ2250万円の贈与)がありますので贈与税はかからなくなります。しかし、相続の際には4500万円を相続財産に含めて相続税を計算します。

補足

有難うございます。
相続時は、相続人が私と弟の2名なので基礎控除の4,200万円を控除した300万が課税対象額になるという理解で宜しいでしょうか。

回答No.1

qwe2010

その制度を一度利用すると、それ以降の贈与は、すべて相続時精算課税になるようです。

デメリットもありそうですね。
あなたが50歳以上なら、所得が高いはずです。
アパートの家賃が加算されますので、税金が高くなる恐れがありそうですね。

補足

税金面で懸念有とのご回答がありましたのでの少し補足します。贈与者である離れて暮らす独居の父は年金とアパートの家賃収入があり、相続時精算課税制度で家賃収入を除外出来れば、住民税非課税世帯となり税金面でのメリットがあります。一方、受贈者（私と弟）の内、弟は独身なので、弟が父を扶養に入れる事で弟にも税金面でのメリットが生じます。私と弟は受贈したアパートから生じる家賃収入分の増税は覚悟しております。
また、父は自宅も借家で賃貸アパート以外の資産は無いので、暦年課税へ戻れない事による不都合は特にないと考えています。

特に確認した事は、「4,500万円の不動産を相続時精算課税制度を利用し、二人の子供の共有名義にすることで非課税で名義変更が可能か否か」です。何か、見落としや思い違いは無いでしょうか。
宜しくお願い致します。