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原子核の陽子と周回電子がくっつかない理由
正電荷の陽子と負電荷の電子はクーロン引力で引き寄せられ、質量の軽い電子が原子の中心部へといわば落ち込んでいって、陽子にくっつくはずですよね。電子が周回しなくなれば、原子は絶対零度で体積を失うはずですよね。でもなぜか電子は周回し続け、物質は存在し続けます。くっつかない理由がありますか。 A. 周回電子は近隣の原子から電磁波エネルギーをもらって加速し続けるから。 B. 周回電子は軽くても速いので遠心力が大きいから。 C. 近隣の原子核の陽子からのクーロン引力で引っ張られるから。 D. 最内殻K殻の周回電子からのクーロン斥力で押し戻されるから。 E. 陽子に近づくとローレンツ力で直角方向に向きが変わるから。 F. その他。
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いろいろな解釈のしかたがあるのですが 電子がエネルギーを持っているから というのがあります。 原子を絵にするとき 複数の電子を持つ原子の場合 電子のある場所は 同心円で描かれています。 この間隔のエネルギーしか持つことができないのです。 例えば 1 のエネルギー 2 のエネルギー・・・・という感じで 1.5 1.6 などというエネルギーはないのです。 だからそれぞれの電子の持つエネルギーの違いによる定位置が決まってくるのです。 1 のエネルギーを持つ電子は 一番内側の軌道に 2 のエネルギーを持つ電子は2 番目の軌道に ということです。 このエネルギーがななくなれば落下して 原子核の陽子と接触して中性子になります。 別の説明では 量子は 粒子の性質と波動の性質を持っていて 一定の周期の波動で 原子核の周囲を巡っています。 一周するときに波動がびったり重なれば そのまま周回し続けることができますが 波動が半分ずれると 重なった時には消滅してしまいます。 だから 同じ軌道を同じ波長で周回し続けないといけないのです。
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- ohkawa3
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既に回答(1)さんが十分な説明をなさっていますが、次のURLの説明文は、比較的読みやすいと思います。 https://gendai.media/articles/-/104003?page=2 ご質問の内容は、量子力学の入口として、よい着眼点と思います。