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父母、おとう、おかあ、おじ、おばの語彙の違い
1、時代劇で武家では、[父上、母上]と言いますが、昔話では百姓が[おとう、おかあ]と言いますが、身分で父母の呼び名が違っていたのでしょうか?それぞれ弥生系と縄文系の語彙なのでしょうか? 2、[おとう、おかあ]のおは御ですか?[とうさん、かあさん]とも言えますね?ただ、[とう、かあ]とは言いわず、[お]か[さん]を付けるのはなぜですか? 3、[おじ、おば]のおは御ですか?違うならば[御伯父さん、御叔母さん]ともいうはずですが、言わないですね? おじ、おばに御を付けないのはなぜでしょうか?爺さん、婆さんは御をつけられますね?
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1. 実際、身分によって言葉遣いは違ったでしょうから、父母の呼び方も違ったと思います。[おとう、おかあ]は、[ちち、はは]の小児語である[とと、かか]から転じたものでしょうから、もとは同じだと思います。 weblio古語辞典「とと」 https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%A8%E3%81%A8 weblio古語辞典「かか」 https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%8B%E3%81%8B 2.「お」がつくのは尊敬語で御だと思います。[とと、かか]に尊敬の[お]や[さん]がつく場合の変化形が[とう、かあ]なのでは? たとえば、侍女などがお姫様に「おひいさま」と呼びかけたりするシーンが時代劇ではありますが、これも「ひめ」に「お」「さま」がついてるからこそ「ひめ」が「ひい」に変化できるわけで、ただ「ひい」では通じません。 3.[おじ、おば]のおは御ではありません。旧仮名遣いでは[をぢ、をば]です。御をつけないのは大叔父、大叔母ということばもあるので混同しそうで面倒だからでは?