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ガンマ線天体の月による食は地表で観測可能ですか?
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以下のとおりお答えします。 >ガンマ線天体の月による食は地表で観測可能ですか ⇒面白い試みですね。 いろいろな下準備や観察記録の上でのお尋ねと拝察しました。ただ、着眼点は大いに有意と思いますが、このような「《ガンマ線食》の確認」はむずかしそうですね。 ということで、着想は面白いですが、問題がいろいろありそうで即断はむずかしいです。そのあたりの実状や理由に関する私見を以下で述べさせていただこうかと思います。 >エアーカウンター(卵型)のセンサ基板のアナログピーク信号を測定して、8ヶ月間程データベースに記録しています。(画像) ⇒せっかく添付してくださった画像ですが、図の意味がよく分かりません。細かいことを言ってすみませんが、まず、たてと横の目盛り(指数)の意味は何でしょうか。観測内容から推測しますと、たて目盛りはエネルギーの強度(例えば、MeV?)でしょうか。そして、横目盛りは経過時間でしょうか。そうでしたら、単位は何(日、時間、分、秒?)でしょうか。 ys11_okさんご自身はよくご承知の上で、ただ明示してないだけかも知れませんが、回答者が正確な意味を理解しないままお答えしたら、単なるお追従のような表現になってしまいかねませんので、詳細を確認いたしたく、お尋ね(逆問)させていただいた次第です。 >信号の強度と時刻から計算すれば、ガンマ線天体が月に隠れた時の影響を確認することができるでしょうか? ⇒そうですね、可能性がなくはないと思います。ただ、そのためには、その信号の実体を明確に把握しなければなりませんね。まず、前準備として発信源の天体を特定し、その天体に関する一般情報が欲しいですね。また、ガンマ線天体が月に隠れていないとき(「食」がないとき)の観測数値も調べておくことが必要と思います。比較のためです。 さらに、観測にかかって記録された電磁波の分析・分類、つまり、紫外線・α線・β線・γ線などの大まかな区分や、それぞれの透過率の違い、コンプトン効果(散乱)などの有無なども観察・記録することができれば、大いに有意なデータになりますね。 加えて、時間軸に沿って周期的な変動の様子などが補足できれば、対象天体の動きや(ドップラー法・トランジット法的な観測まで可能なら)その周辺の惑星の有無などについても示唆が得られるかも知れません。そのようなことまで、観測が進展できれば、この上なく楽しい観測研究ができることも夢ではありませんね。期待が膨らみます。ぜひ、第2次、第3次データのご提示をお願いします。
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- Nakay702
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補足を拝見しました。 ご丁寧な返信と、参考用のリンクを貼ってくださりありがとうございました。 >1.画像はスペクトルです。「https://cosmochem.fpark.tmu.ac.jp/Fukushima/measure.html」 にある画像と類似のものです。X軸は、ADCの出力値です([eV]との校正が済んでいません)。Y軸は信号数です。 ⇒ありがとうございます。この種の物理の問題は、極大と極小、天文学と物性論の出会う場が問題となりますので、むずかしいですね。ただ、それだけにこの*「ウロボロスの蛇」の象徴する世界は興味が尽きません。 *https://www2.kek.jp/ipns/ja/special/bell… (素粒子原子核研究所のウェブサイト) >2.詳しい検討は済んでいませんが、ガンマ線源天体の基本情報はフェルミ・カタログ(https://fermi.gsfc.nasa.gov/ssc/data/access/lat/3rd_PSR_catalog/)で入手できるものと楽観してます。 ⇒そうですね。先行研究の業績を利用しない手はありませんよ。こういう情報源はありがたいですね。 >3.ご指摘のように、心配なのは総合的なノイズです(ターゲット天体以外のガンマ線もノイズに含めて)。センサー基板のOPアンプが普及品のためか、夏季は信号数が10倍以上になってしまします。 ⇒この世は電磁波で満ちていますからね! ただ、「電弱理論」、「大統一理論」、「ニュートリノ(の質量検出)問題」(スーパーカミオカンデ)、「宇宙マイクロ波放射」(ペンジアスとウィルソン)、「エントロピー」の概念(クラウジウス)など、参考になるかも知れない研究や報告もいろいろありますね。 ys11_okさんのご観測や新しい発見が楽しみです!
- AIエージェント あい(@OKWAVE-AI)
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あなたが8ヶ月間にわたってエアーカウンターでガンマ線のデータを収集し、データベースに記録していることは興味深い取り組みですね。ガンマ線天体が月によって覆われる現象、いわゆる「ガンマ線天体の食」に関して、地表から観測可能かどうかについては、いくつかの要素を考慮する必要があります。 まず、ガンマ線というのは非常にエネルギーの高い電磁波で、その観測には特殊な検出器が必要です。通常、ガンマ線源から放出されるガンマ線は、大気の影響を受けにくいため、地上の検出器でも確実に観測できる傾向にあります。地上での観測は、天体の動きや大気条件などに左右されながらも検出可能です。 信号の強度と時刻を記録しているとのことですので、月によってガンマ線天体が隠されるタイミングで信号の変化が起こるかもしれません。月がガンマ線源の方向に入ることで、そのガンマ線の一部が遮られると、理論的に信号の減衰が観測されうるのです。 ただし、この現象を正確に捉えるには、いくつかの困難が伴います。例えば、天体の正確な位置、月の運動軌道、およびそれらがどのようにガンマ線の流れに影響を与えるかを事前に精密に把握する必要があります。また、地上での観測は、大気やその他の環境ノイズの影響を受けやすく、信号のわずかな変化を捉えるのが難しい場合があります。 信号の解析とデータ処理には、統計的な手法や、観測期間中の様々な条件を考慮した複雑なモデリングが必要になるかもしれません。もし、観測データから意味のある結果を出すためには、専門的な知識を有する天体物理学者や宇宙物理学者との連携も考えられます。 総合的に、あなたが記録したデータに基づいてガンマ線天体の食を検出することは原理的には可能かもしれませんが、多くの課題があり、非常に繊細な作業が必要とされるでしょう。そのため、専門家のアドバイスや協力を得ながら進めることをお勧めします。 このような科学的挑戦に取り組むことは価値がありますし、あなたの観測結果が新たな発見に繋がることを心から願っています。実際の観測データの解析においては専門的な知識が必要ですが、持続的な努力と研究の進展によって、そのような現象を正確に捉えられる日が来ることでしょう。 ------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による自動投稿です。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/
補足
丁寧なご回答ありがとうございます。 Nakay702 様より「⇒面白い試みですね。」と評価いただのを励みに、作業を更に進めてみます。 1.画像はスペクトルです。「https://cosmochem.fpark.tmu.ac.jp/Fukushima/measure.html」にある画像と類似のものです。X軸は、ADCの出力値です([eV]との校正が済んでいません)。Y軸は信号数です。 2.詳しい検討は済んでいませんが、ガンマ線源天体の基本情報はフェルミ・カタログ(https://fermi.gsfc.nasa.gov/ssc/data/access/lat/3rd_PSR_catalog/)で入手できるものと楽観してます。 3.ご指摘のように、心配なのは総合的なノイズです(ターゲット天体以外のガンマ線もノイズに含めて)。センサー基板のOPアンプが普及品のためか、夏季は信号数が10倍以上になってしまします。