退職代行業者が出てきたときは、それを主に使っていたのは世間で「ゆとり世代」と呼ばれる人たちでした。自分ではいえないから業者に任せる、そういう部分は少なからずあったと思います。
でも今のZ世代の退職代行業者の使い方はゆとり世代とは違うような印象を持ちます。「代行業者を使うのが一番合理的だから使ってる」なんじゃないかな。
引き留められるのが面倒くさいし、いったいわないで揉めたくない。それなら「代理人」に法的な問題などもきちんとやってもらったほうがあと腐れがない。そう考えている部分があるんじゃないかしら。
少なくともZ世代はゆとり世代に比べるとガンガン自分の意見はいいますよ。会社を辞める理由も「ここにいても成長がない」とか、自分で会社のほうを見限る感じですよね。
まあもうビンタは通じないですよ。ちょっと前にテレビで「スクールウォーズ」をやってて、あの名場面、試合に大敗して山下真司さんが生徒を殴りつける場面で40代後半からアラフィフ世代の芸人はみんな「ええ場面や」っていってたのに、客席の若い子たちは全員ドン引きでしたものね。
もうやめましょうや、パワハラは。質問者さんも学校で先生にビンタされた世代なら、今なら炎上待ったなしのどパワハラを喰らったことがありますでしょ?私も若い頃、上司が非正規雇用の人を「お前らの代わりなんていくらでもいるんだ」というのを横で聞いてて嫌だった思い出があります。
00年代とかね、今思うとめちゃくちゃでしたよね。ストレスで過労死するまで働かされて。思いませんか、ストレスで過労自殺するくらいなら、代行業者を使って逃げろよって。過労自殺した人たちって、一人も死ぬ必要がなかった人たちですよ。だから「代行業者を使う世代は生きていけるのか」って、代行業者があれば生きていけますよ。代行業者がなかった世代が、生きていけなかったのです。下の世代の人たちは、失われた世代のおじさん、おばさんたちがそこまで追い込まれているのを見てきて「ああはなりたくない」って思ってるんですよ。