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死刑囚(判決確定)の執行までの処遇
日本における、「死刑確定囚」の拘置所における待遇というか処遇はどのようなものなんでしょうか?? 一日の、一週間の死刑囚の獄中生活の実態を知ってる方いれば・・ 正確な情報が外に伝われないので、教えてください。 又、噂がまことしやかに伝わってきておりますので。 国が情報を公開しないこともありますので。
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#7、8 です。 補足を拝見した限りでは、ご質問の内容を変えられたほうがいいようにも思われます。【死刑確定者の拘置所に於ける待遇・処遇】というより、【死刑確定者自身の心理という問題】になってくるのではないでしょうか。 それでしたら、法律というよりも、哲学・心理学、若しくは歴史等の範疇にも入る気もします。(勿論法律でも構わないとも思います。) 私はご質問の内容を拝見して、「死刑確定者の待遇・処遇」という面からアドバイスをさせていただきましたが、「執行の手前で助かった」ような、先賢が既に仰っているような「免田 栄さん」等冤罪者の方や【実際の執行を待っている受刑者】の手記等の紹介を求めた方が良いのではないでしょうか?(冤罪の場合ですと、実際に犯行を犯した人間とはまた違った心理状態にあるとも推測できます。) 「足音が近づく 死刑囚・小島繁夫の秘密通信」 「57人の死刑囚」 「あの死刑囚の最後の瞬間」 「死刑台からの生還」 「死刑か無罪か」(岩波ブツクレット) 「明けの星を見上げて」(獄中書簡集) 「私 生きています~死刑判決と脳腫瘍を抱えて」 ここまで全てノンフィクションです。 *************** ■http://www.geocities.jp/cpcraur/pf9007.html (「凶悪殺人犯罪者の人格形成、生活状況、犯罪の原因と動機、犯行後の反省・更生・贖罪の個人資料集」) ↑永山則夫、永田洋子(元日本赤軍)等は手記も多く、参考になる部分もあるかもしれませんが、極刑を受けるような事件を起こした人間のその時の心理自体異常であることも多く(オウムサリン事件の加害者等)結局のところ、確定者の心理状態は一人ひとり異なるものと推察されますので、そういった膨大な資料を丁寧に読み込んでいくしかないのではないでしょうか。 個人的には、手記等を発表することにより、精神の安定を図っている受刑者も多いように思いますが、執行を受けた後にいたるまで実名を明かさなかった死刑確定者の短歌集等もありますので、読んでご覧になってみては如何でしょうか。 また、死刑囚の中には、宗教を信ずることによって心の安定を得たり、(元々が宗教や政治理念に基づく犯罪もありますが)犯罪を犯した時点で境界例(精神しょうがいの)という事例もあり、詫間死刑囚のように、「早く殺せ」と微塵も罪悪感が感じられなかった死刑囚もいますが、本当に贖罪の意識はなかったのか、そう装ったのかは当事者以外誰にも知ることの出来ない闇であるとも思います。 上記で紹介したURLでは、死刑確定者(執行済含)の生い立ちや略歴等も詳しく記されていますが、大久保清のように兄弟の中で独りだけ特異な人生を歩んだ人もありますし、事件資料だけで「贖罪」「更正」「執行までの気持ち」を推し量るには相当の文献に当たる必要があるように思います。(手記・書簡・無罪確定後の手記や、減刑者に対するインタヴュー等) ご参考まで。 >フランスでは、死刑のあった頃は、死刑判決で収監されていたさいに書いた『死刑囚監視』(ジャン・ジュネ)によれば、雑居処遇されていたとのことですが。 ↑このような「処遇」そのものに関しては、先にご紹介させていただいた ■http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4537251352/contents/ref=ed_toc_dp_1_1/249-2917835-9979548 (「元刑務官が明かす死刑はいかに執行されるか」/ 坂本 俊夫著) でかなり詳しくお知りになることが出来るかと存じます。 長くなりましたが、お役に立てば幸いです。
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- carreras
- ベストアンサー率48% (225/465)
#7 です。 死刑確定者が受けいている処遇が、一律かと言えばそうではないのかとも思います。そのためにも、元刑務官という方の「客観的且つ冷静な」「現代の状況に即した、新しい情報を掲載されている」ドキュメントを読んで、一般的なことを知るしかないと思います。 「詫間被告」「免田 栄さん」など個別の受刑者の処遇をお知りになりたいのであれば、「書簡」等を雑誌等からご自分でスクラップするしかないと思われます。(主観が入っていないと断言は出来ませんが。免田 栄さんに関しては、先賢の仰る通り、書籍も出ていますね。) 何かご納得行かない点がありましたら、「分かる範囲」でお答えできることもあるかもしれませんので、補足欄への記入をお願いいたします。 お役に立てば幸いです。 高額であるということであれば、公共図書館にリクエストすれば1週間ほどで読むことができると思いますよ。「割りと」話題の本なので既に置いている図書館もあると思いますし、「今から借りに行くので、取り置きしてください!」と言えば「予約扱い」にしてくださる図書館も多いと思います。 ご参考までに。
- carreras
- ベストアンサー率48% (225/465)
刑務に関わる仕事をしていたわけではないので、書籍をご紹介することくらいしかできませんが。 ■http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4796620699/contents/ref=ed_toc_dp_1_1/249-2917835-9979548 (「なぜ『死刑』は隠されるのか?」/ 原 裕司著) ■http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4537251352/contents/ref=ed_toc_dp_1_1/249-2917835-9979548 (「元刑務官が明かす死刑はいかに執行されるか」/ 坂本 俊夫著) どちらも Amazon のデータを載せましたので、ユーズドを購入することも出来ますし、いっぺんに送ってもらうことも出来ます。 書店の検索より、目次もレビューも見られるので参考になるのではないでしょうか。 個人的には、「元刑務官が明かす…」の方が、死刑囚の日常、死刑執行官の選定基準、「東京拘置所の死刑確定者処遇内規」が掲載されているのでよりわかりやすいと思います。ドキュメントですし。 ご参考までに。
>冤罪事件の免田さんの本に、拘置所内の死刑囚の処遇が書かれているのでしょうか? 基本的に獄中での話が書かれていますので、中の様子を伺い知ることは出来ますけど、どうもご質問者の知りたいことがよくわかりません。 いくつか知りたい話があってとにかく沢山獄中生活に関しての記述があるものが欲しいと言うことでしょうか? どちらかというと死刑囚の立場で見たものではなく、客観的な立場で見た情報が欲しいと言うことでしょうか? それであれば、参考URLのような本の方が良いかもしれませんね。
- NANDACORYA
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#3です。 雑居生活はありません。 刑務所や拘置所は個人を特定するために称呼番号というものをつけます。 施設によって違いますが死刑囚には特別な番号が付されています。
詳しくお知りになりたければ、実在の死刑囚「免田 栄」による手記をお読みになれば良いかと思います。 1. 免田栄獄中ノート 免田 栄 著 インパクト出版会 版 2. 死刑囚の告白 免田 栄 著 イースト・プレス 版 3. 死刑囚の手記 免田 栄 著 イースト・プレス 版 4. 免田栄獄中記 免田 栄 著 社会思想社 版 と4冊ほど書いております。
お礼
有難うございます。冤罪事件の免田さんの本に、拘置所内の死刑囚の処遇が書かれているのでしょうか? その点、判れば、どの本に記載されているか、知りたいので、ご教示お願いします。
- NANDACORYA
- ベストアンサー率22% (83/367)
監獄法によれば,死刑確定囚の処遇については,未決収容者と同様とされています。 監獄法と監獄法施行規則は下記URLからどうぞ http://www.houko.com/00/01/M41/028.HTM http://www.normanet.ne.jp/~hourei/sh018R/m410616sh018.htm 死刑囚については下記の未決囚の拘置所生活と同じ生活と考えてください。
- 参考URL:
- http://koryu.easter.ne.jp/
お礼
死刑確定囚は、全員、独居拘禁されているのでしょうか? 雑居は、ないのでしょうか? 判ればご教示お願いしたいです。
- sanmasen
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死刑囚には強制労働がないので、ひたすら独居房で執行の日を待つのみです。 具体的に言うと、1日数回の点呼、3度の食事、その合間に運動や入浴、体調が悪い時は診察を受けたりです。 あと、教誨師と呼ばれる人が、死刑囚の心を慰めたり、宗教などの教えを説いたりしているようです。これによって崇高な悟りを開く人もいるようです。 待遇という点では、死刑囚だからといって甘やかされるものではありません。態度が悪ければ懲罰房のようなところに入れられて、悲惨な生活を強いられるようです。 このような日常を繰り返し、いつ来るとも知れぬお迎えを待つわけです。 尚、これらの話は少し前の本に書いてあった事なので、現在は若干変わっているかもしれません。似たようなものだとは思いますが。
- shouyu
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テレビで専門家みたいな人が言っていたんですが、 なにもせずただその日が来るのを待つだけらしいです。 他の囚人(死刑ではない)は更生して新しい人生を送る ために工場で作業したりするけど、死刑囚は死んでしまう のでそれをする必要がないからだそうです。
補足
有難うございます。 俺の知りたいことは、死刑確定囚には、死刑判決文という客観的な物があるという意味では、死からは絶対の逃れられない、という死の恐怖という観念の絶対性のようなもの(逃れられない恐怖という意味)に取り付かれる時、人は、死刑囚は、如何に、欝病とかその他精神の病にかかることなく耐えられるのか、という疑問があるからです。 娑婆に生きていれば、幾ら老人になっても、ガンに掛かっていても、どっかで、まだ時間があるという思いで、救いがあると思うのですが。 さらにある意味では、俺達は、死の恐怖から気を紛らわすことが、人間関係においても、娯楽においても可能だと思うのですが、客観的に死刑判決文が明確にあるという場合の、気の紛らせ方なんていうものが、あるのでしょうか? 欝とか精神衰弱とか精神病にかかる事なしに可能か、ということを、知りたいところです。 尚、余談になりますが昔、フランスでは、死刑のあった頃は、死刑判決で収監されていたさいに書いた『死刑囚監視』(ジャン・ジュネ)によれば、雑居処遇されていたとのことですが。