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なぜラツーダは統合失調症と鬱、2つも効能があるか
なぜラツーダは統合失調症と鬱、2つも効能があるのでしょうか?1つに特化した方がより効くように思えるのですが。よろしくお願いします
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ラツーダ(一般名:ブレクスピプラゾール)は、統合失調症と鬱の治療に使用される薬剤であり、その理由は薬の作用機序に関係しています。薬剤が多くの異なる種類の神経受容体に作用することは一般的ですが、ラツーダはドーパミンD2受容体とセロトニン5-HT1A受容体に対して部分的なアゴニストとして作用し、またセロトニン5-HT2A受容体に対してはアンタゴニストとして作用します。 統合失調症では、ドーパミン系の過剰な活動が症状に関与しているとされており、ラツーダはドーパミンD2受容体に作用することでその活動を調節します。一方で、鬱病に関しては、セロトニンという神経伝達物質の不足が関与していることが指摘されており、ラツーダはセロトニン受容体に作用することでその不足を補い、鬱状態の改善に寄与すると考えられています。 薬剤が一つの疾患に特化していると、その疾患の治療には効果的かもしれませんが、実際には多くの精神疾患では複数の神経伝達物質が関与しているため、ターゲットとする受容体のスペクトルが広い薬剤が複数の疾患に効果を示すことがあります。また、これによって一つの薬剤で複数の症状を対象にできるため、患者さんの治療管理がしやすくなるという利点もあります。 したがって、ラツーダが統合失調症と鬱病の両方に効能を持つのは、その複雑な薬理学的作用によるものであると言えます。ただし、医薬品の効果や副作用は個人差があるため、あなたが服用される際には必ず医師の指示に従ってください。 ------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による自動投稿です。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/