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ここでロシアによるウクライナ領土占領を成功させる?
ここでロシアによるウクライナ領土占領を成功させると、ナチスによるスデーデン割譲と同じく、世界秩序書き換えのターニングポイントになりませんか?
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小国が大国に対して戦争で勝つには「短期決戦」しかありません。長期化すると国力の差が歴然としてくるのです。「ベトナム戦争は小国である北ベトナムがアメリカに勝ったじゃないか」と思うかもしれませんが、ベトナム戦争ではアメリカ軍は北ベトナムに直接侵攻できませんでした。あくまで南ベトナムに駐留するだけでした。 https://jp.reuters.com/world/ukraine/WKLO2CE3ORITTC3VI5LL3VALB4-2024-02-22/ そのウクライナは、人的資源の枯渇がいよいよ差し迫ってきました。確かにロシア軍は一説には30万人を超えるといわれる死傷者を出しているそうで、単純にいっても陸上自衛隊が2回全滅できる数なんですが、それほどの損害を出しながらなお戦争を継続できるほどの人的資源を持っています。 対するウクライナ軍の損害はあまり明らかになっていませんが、開戦前のウクライナ陸軍の人数が約16万人で陸上自衛隊とほぼ同じ数でして、かなり損害があるであろうことは確かです。 https://news.yahoo.co.jp/articles/f9988243b9afb85e1bc3de0f03d28bfe98b87353 このような、もはや「兵隊狩り」に近いような強引な徴兵をしなければならないほどです。 これに加えて「武器弾薬不足」も深刻になってきました。ロシア軍戦車に比べるとはるかに高性能で頑強なドイツ製のレオパルド2戦車が供与されて、いよいよ戦局も逆転するかと思われましたが、やはりそれなりに損害が出ているようです。 ウクライナ戦争で明らかになったことは「戦車は鉄の棺桶レベルに簡単にやられるが、その戦車がないと攻撃は成功しない」ということでした。そして「なんだかんだで大量の砲弾を使わないと攻撃が成功しない」ということも明らかになりました。 つまりウクライナ戦争は「第一次世界大戦ふたたび」なのです。防御側が異常に有利。 去年のレオパルド2供与あたりで、NATO各国はもう出せる範囲の戦車や弾薬はウクライナに供与しました。それで昨年夏から続くいわゆる「反転攻勢」で被占領地の奪還を目指しました。その反転攻勢を成功させ、ウクライナ側に有利な条件で停戦交渉をするというのが、NATO側の目論見でした。 けれど残念ながら、反転攻勢は思うようにいきませんでした。これはウクライナ軍が悪いというより、今の戦争では攻勢に出ると死ぬほど痛い目に遭うということなのです。ドイツ軍がやっても、アメリカ軍がやっても攻勢がとん挫した可能性はあるでしょう。 事実上、ここからウクライナ軍が反転攻勢をしてロシア軍から被占領地を奪還するというのは厳しい状態にあるといっていいと思います。 西側諸国の「支援疲れ」といわれますが、仮に戦争にウクライナが勝利したとしても、欧米各国が投じたお金は回収できませんので、なかなかシンドイ状況ではあると思います。
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- misonabe10
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仮の話ですよね。 ならないと思います。
- ノーバン(@nobound)
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何か番組を見ていたら、ウクライナの反転攻勢がうまくいかなかったとありました。 全くの素人ですけど、日本の戦国時代で考えると、ウクライナは今までは、お城を守る戦いだったのが、反転攻勢とは、敵のお城を攻めるということで、それなりの戦略がないと、お城のいろいろな防御体制にやられるのかなと思いました。 戦争は良くないけど、いざ戦いが始まったら、そういう戦略家とかはウクライナにいないのかなとも。
- SPROCKETER
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プーチン大統領の考え次第でしょうが、ヒトラーのような世界征服は考えていないと思います。ソ連やロシア帝国の領土を取り戻したいだけです。EUの人達は、どこまで領土拡大を狙っているかを歴史的教訓として知っているので、次はバルト三国を狙うだろうとか、ポーランドも狙うに違いない、過去にドイツとソ連との間で分割した歴史があるとか、そう考えているのでしょうが、どこまで広がるのかはわかりませんね。 少なくとも、現在の国際情勢はロシアの責任では無くて、米国の国力が衰退したのが原因だと指摘されています。米国が弱くなって、拡大し過ぎたNATOやEUを守り切れなくなったのが原因でしょう。ソ連が弱くなって、東欧変革に繋がった時代とは逆の情勢になっているわけです。 核兵器保有国が常任理事国を占める現在の国際情勢では、核戦争をしてでも領土を奪い返すのはあり得ないにしても、力の均衡が崩れ始めているのは事実でしょうね。ロシア、中国、北朝鮮が開発に拍車を掛けていた極超音速ミサイル開発に米国が後ろ向きだったのが影を落としているように思います。 極超音速ミサイル、巡航ミサイル、精密誘導ドローンなどが大量に投入されるようになったのとは裏腹に、戦車や砲弾の数で勝敗が決まる古くからの戦術が有効になっているのは皮肉な話です。先端技術よりも物量戦で戦争の勝敗は決まるようですね。 そういう意味では物量戦に強いロシアによって、世界秩序が書き換えられる可能性は否定出来ないでしょうね。
- kairibaka
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なると思います。 「○○国に住む新××国派住人を保護するため」 と言えば、ただの侵略戦争に対して、いくらでも口実がつきます。 その侵略国が、国連の常任理事国で、かつ核保有国なんです。 中国が「アジアの各地の華僑を守るために」と言えば、理論上ベトナム、タイ、インドネシアあたりに侵略軍を送ることもできます。 ロシアは次は、エストニアあたりを狙うでしょうし、日本もターゲットになりますね。 イスラエルも、「○○国のユダヤ人同胞を保護するためわが軍を駐屯させる」と言えますし、アメリカをそれを止められない、 パキスタン、インド・・・いくらでも何でもできます。 ウクライナ戦争は日本が主張するところの「専守防衛」を実践した結果です。 いつまでも終わらない戦争に引きずり込まれてしまい、ロシア領内への攻撃もできない、 日本は、自衛隊どころか、戦略核を保有するくらいでないとダメだと思います。
お礼