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日本史マニア
学生の頃、日本史の覚える量が多過ぎて「こんなの無理だろ」とずっと思っていました。 大人になって学校の試験とは関係ない状態で日本史の本を読んでも、暗記できる量を超えている感じがあります。 (学校で習う範囲の日本史以外の名前もたくさん出てくる歴史の本を読んでいて。もちろんテストの日本史の試験範囲ではありません) 学生であれは、日本史以外にも当然国語、英語、数学、理科、世界史や地理など、そんな日本史だけやっていればいいわけではないと思います。 世界史でもマニアックな文章はたくさんありますが、カタカナなのでちょっとは簡単に感じます。 日本史って範囲広すぎませんか? 日本史で出てくる歴史上の人物を全て覚えるなんて可能なのでしょうか?
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- staratras
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>日本史って範囲広すぎませんか? 日本史で出てくる歴史上の人物を全て覚えるなんて可能なのでしょうか? そのようなことは不可能ですし、また不必要です。プロの日本史研究者でも自分の専門の時代や分野以外の歴史上の人物をすべて覚えてはいられないでしょう。まして一般人においては…ご質問のような疑問をもった人は昔にもいました。日本の民俗学の祖と言われる柳田國男は、それまでの歴史(日本史)教育の問題点に関して戦後間もない1953年に次のように述べています。【雑誌「改造」「歴史教育について」(定本柳田國男集 24巻所収)】 「固有名詞や年月日の類は教師でも時折間違えることがある。僅か三四種の人名地名の索引、地図とか年表とかの備付さえあれば、入用の時にはいつでも引ける。いわゆる大事件などはもっと面白く、読ませる本が次次に出ようとしている、それをわざわざ試験までして、暗記させる必要がどこにあろう。何のために歴史は覚えなければならぬのか、是を少年が質問したときに、はっきりとまたわかり易く、答えられる準備は学校のみか、政治家たちの方にもあってほしいと思う。」(引用終わり) それでは何のために歴史を学ぶ必要があるのか、柳田はこう書いています。 「社会科の初期の課程は、今と昔の差異、今ある物の原因は必ず以前に在り、それも大部分は人間の選択で、そうはならずにすむ場合もたしかにあったのだということを、次々と自分で心づかせて、それを将来の政治行動、殊に年々の選挙の判断に役立たせるようにしたいものである。国の失敗は大も小もすべて取り返しのつかぬ過去の事だとは言いながら、それを再びせぬ用心の為のみならず、逆にこの経験を活用して、偉大なる再建を為し遂げる場合も必ず有り得る。」(引用終わり) 70年前に柳田國男が主張したことは、今も本質的には変わっていないと思います。残念ながら、現実には一部の入学試験問題への対応などのため、日本史を含めて「歴史は暗記物」だという誤解が未だに有力です。例えば東京大学の入学試験の日本史の問題を見れば、固有名詞の単純な暗記では解けず、むしろ深く理解して、じっくり考える力が求められていることがわかるのですが…。 学校で、なぜ歴史を学ぶ必要があるのかといえば、過去を知ることにより現在・将来の選択に資するためです。過去の歴史を知らなければ、未来に向けてどのような選択が適切であるかを判断する能力が備わりません。そのためには歴史という教科を、細かな枝葉の知識を覚えさせるいわゆる「暗記科目」ではなく、太い幹をじっくり考えさせるような教科にすることが大切だと考えます。
- eroero4649
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いやあうっかり世界史をとっちゃうともうそれどころじゃないですよ。 小野妹子だろうが源頼朝だろうが徳川家康だろうが、みんな日本人ではあるからある程度名前は覚えやすいです。 でも世界史だと武帝にアウグストゥスにメフメト2世にヌルハチでしょ。特に中東なんてウマイヤ朝にアッバース朝にマムルーク朝にブワイフ朝なんてくるから、もうどれが先でどっちが後なのか頭が混乱してきます。イギリスの王様も、エドワード3世の後にリチャード2世が来たりしてね。数字が小さくなるのは勘弁して欲しいですよね。その後がヘンリー4世ですからね。 神聖ローマ帝国なんて、神聖じゃないし、ローマが領地でもないし、帝位の空位期間が長くて帝国ですらなかったなんてね。
- 5555www
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学生の頃、日本史の覚える量が多過ぎて「こんなの無理だろ」とずっと思っていました。……同感ですね。私も高校生の頃、日本史では、名前を漢字で覚えなきゃならない、「こりゃ、無理だわ」と思い、受験科目には選択しませんでした。(笑) 大人になって学校の試験とは関係ない状態で日本史の本を読んでも、暗記できる量を超えている感じがあります。……私は今、70歳代です。10年くらい前になるかと思いますが、「日本人として、自分の国の歴史を知らないのは恥ずかしい」と思い立ち、自学を始めました。でも、名前を覚えようなんて、年齢的にも無理だし、今から受験するわけでもないし、「記憶するとか、暗記する」ということには全く興味がなかったですね。 日本史に限らないと思うのですが、「何のために勉強するのか???」ということによって、勉強することの負担(記憶をしたり、問題を解いたり)の内容や程度は変わってくると思います。 日本史って範囲広すぎませんか?……つまらない回答だけど、日本史についていえば、古代から現代までやっても、古代など時代を絞っても、掘り下げれば掘り下げるほど、範囲は広がってくるように思います。日本史に限らないと思いますが。 私は、パソコンでNHKの高校講座を「日本史」をはじめ「世界史」などいくつかの科目を聴いているのですが、この程度であれば、さらっと流す程度ですし、そんなに「範囲広すぎる」という印象はないですね。「何も暗記しなくてもよい、何も記憶しなくてもよい」という気楽さがあるからかもしれません。それでも、疑問は湧いてきますね。 日本史で出てくる歴史上の人物を全て覚えるなんて可能なのでしょうか?……掘り下げ方によると思いますし、年齢にもよるかも知れませんね。私には到底無理ですが。 日本史も自学していると、自然と興味の範囲が絞られてくることもあると思います。戦国時代とか、江戸時代だとか。でも、時代を絞ったからと言って、範囲が狭くなるというものでもないようにも感じます。私の場合は、「古代」に興味が傾きかけたこともありますが、長続きせず、今は、「人類の誕生史」や「人間の科学」みたいなものに興味が移っています。 「暗記したり、記憶したりする」必要がないので、目的もなく、気の向くままに気ままに自学しています。
- gunsin
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歴史は勝者が創る物と言われてます。 学校で教わるのは、そんな歴史で、多くは支配される側の庶民です、 支配者(勝利者)が創った歴史が面白い訳が無いのです、受験の為の 脳の記憶の鍛錬になるだけです。 何にも知らないと教養が無い奴と小馬鹿に、される事がが有るので 時代の節目で起こった事柄は覚えて置いた方が宜しい程度です、 脳に記憶するので荷物にならないですから。 その時代を動かした人物は歴史から、問題を、どの様に対処したか その人の生き様を学んで自己の活動に活かしてます。 徳川家康はその頂点に立つ、御方と思ってます。 平家物語は琵琶法師により庶民に伝い続けられ、為政者が関わって いず、敗者側みた物語です。 注釈付きの原文で読む事をお勧めします、日本語ですから、読めば 50%は解り、不足は注釈で補う図式で文法など不要な世界です。 琵琶法師の語りを庶民が聴いて涙したのが理解出来る、名文の 連続ですよ。 世界史はあきまへん、欧州やオリエントの民族と宗教がモザイク 模様の世界は、極東に住む日本人には理解不能です。 現在進行している、パレスチチナのガザ地区の事だって解らない ですよね、黒人のユダヤ人の存在を知ってからは増々???です。
- coffeebar
- ベストアンサー率49% (216/436)
文字からのみで覚えようとすると確かに無味乾燥で、暗記が苦行に近くなりそうです。 昔と違って今は、Youtubeなどの動画がありますし、音声コンテンツもPodcastの「COTEN RADIO」などがあります。 個人的にはストーリーとして歴史を知るのが、記憶の定着に有効だと思います。歴史ドラマ等を観ると(本物とはもちろん違うとはいえ)俳優さんと歴史上の人物がリンクされて、覚えやすくなるかと思います。
- takepan_toki
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暗記量だけ見れば、日本史の方が圧倒的に楽。何せ日本史は日本一国分、世界史はいくつもの国・地域が対象で、更に縦軸だけでなく横軸の関係も覚えなきゃならない。 テストの範囲外ともなれば尚更です。世界中の国・地域に、それぞれ日本史と同じような歴史があり、それぞれが緻密に関連しているのですから。
- Reynella
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そんな人、いないでしょう、きっと。 大学時代の友人が、今は大学教授で「日本の貨幣史」というものが専門だそうですけど、彼は貨幣に関係しない戦国時代に何の興味もないので、ゲームの「信長の野望」をやっていた息子に、こんな有名な武将の名前も知らないの、とか、「○○の陣」が何かしらないの、って馬鹿にされるんだよ、って言ってたことがあります。その代わり、貨幣に関しては日本が専門だけど世界の貨幣についても大抵の事はしっていて、一度一緒に大英博物館に行ったときも、片っ端から説明してくれて、学芸員の方が呆れてました。 日本史マニア、といっても全部の時代、全部の分野について深く知ってる人はまぁいないだろうし、そんな必要もないと思いますけど。 「世界史でもマニアックな文章はたくさんありますが、カタカナなのでちょっとは簡単に感じます。」 中国史や朝鮮史になるとカタカナじゃないし、姓のない国の歴史や、イスラム圏やインドの歴史の本を読んでいると同じ名前だらけで困るし、それはそれで難しいですけどね。