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小説のコンテスト、二次審査落ちが続く理由

10年ほど前にケータイ小説を書き始め、昨年から出版社やウェブ投稿サイトの小説コンテストに投稿を始めた者です。 コンテストの趣旨によってそれぞれテーマ違いの小説を5作、5回ほど応募しましたが、すべて一次審査は通過したものの二次審査で落ちてしまっています…。 自分なりに現状の短所や長所は把握していますが、舵を切る方向を誤ると取り返しがつかないような気がしていて…その辺で迷っています。 某、芥川賞受賞歴のある作家さんが一時的に行っていた教室に参加した事もありましたが、その時に行っていただいたアドバイスが「いつか時代とピントが合う時が来るから踏ん張りなさい」だったので、自分の作品が世に出るのが何十年後にもなってしまうのではないか…と言う不安があります。 いかに、自分の特徴や短所を書きますので、思ったことがあれば忌憚なくご意見を頂きたいです。 ・小説を読む習慣が全くなく育ち、勤めていた会社でコラムやニュースサイトのライターを始めたことがきっかけで小説を書き始める ・そのせいか私の小説からは、「この人、この作家さんがが好きそう」や「こういう映画が好きそう」のような、元ネタを一切想起させないらしい ・自分の周囲の環境や人間関係を参考にしてしまうせいか、裸一貫で家出してもそこそこ幸せに暮らしてしまうようなメンタルの強い人間(特に女性)ばかり出てくる ・なので共感性が低く、一部の人にしか刺さっていない模様(ごく普通の人を主人公に据えて狂言回しにするかどうか、常に迷っています) ・今の時代に則した、周りがなんとなく助けてくれるような恋愛小説を書く人・読む人からは非常に嫌われている(マーケティングの意識がやや低めかもしれません) ・ストーリーによって文体や、店舗、句読点の打ち方、漢字の閉じ開き等を使い分けているので、作家の文体としては統一感がない模様 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • izumi044
  • ベストアンサー率36% (1333/3623)
回答No.5

ライターさんから作家さんになった方はいますし、一時は全て通っているので、文章については問題はないのだろうと思います。 少し前のドラマ「ハケンの品格」「悪女(わる)」や、今ですと「最高の教師」あたりも製作されているので、メンタルつよつよがまったくダメってわけではないと思います。 仮に質問者さんが書かれている作品が、トラブルに見舞われつつ、全て蹴散らすような物語ならば、エピソードの持っていきかたにもう一工夫必要なのかもしれません。 また。どのジャンルに応募したい、活躍したいのかわかりませんが。 単にカテゴリエラーの可能性もあるかもしれません。 ラノベ界隈だと「悪役令嬢」がテンプレとして人気が高いですので、そちらを一度読んでみて応募してみてもいいのではないでしょうか。

  • head1192
  • ベストアンサー率20% (161/785)
回答No.4

列記された推定事項などは大した意味を持っていない。 文章そのものを見て感じたことをいう。 ①強烈な動機を持っていない。 「どうしても書きたい」「これを絶対読者に伝えたい」という、内から湧き出る衝動である。 文章のどこにもそれを感じられない。 当然、読者から見て魅力のある文章にならない。 少なくとも他人に抜きんでるものはない。 ②迷いがありありと出ている。 発信側は、なんであれ迷いを察知されてはいけない。 「そんな中途半端なものを読まされるのか」ということになる。 小説家だろうとマンガ家だろうと役者だろうとミュージシャンだろうと作曲家だろうと、100%の自信をもって作品を送り出す奴はいない。 「もっといじれるところがあるのではないか」と思いつつ、時間や予算の制約に追われ、泣く泣くリリースしているのである。 でも誰もそういう不安を見せない。

  • iijijii
  • ベストアンサー率55% (576/1039)
回答No.3

自分の書きたいものを書く人は時流に乗ると強いですが、ほとんどの人は日の目を見ないで終わります。 一時的に売れたとしても長続きしないことも多いでしょう。 出版社がそういうタイプの作家を売り出したいと思われますでしょうか? 入賞したいなら出版社が好みそうな作風を作り上げる事から始めてはどうでしょう? その賞の過去に入賞した作品のコメントを読むだけである程度の傾向がわかると思います。 粗削りだけど勢いがある ←俺が育てたと言える キャラクターが魅力的 ←メディア映え ~~界に新しい風が ←とにかく目新しいものを とかです。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11082/34532)
回答No.2

「元々小説を読む習慣がない」「そのせいか作品に個性がない」「一部の人にしか刺さってない模様」という感じからして、インプットの絶対量が不足しているのではないかなと思いました。 いうたところでプロの小説家は小説を沢山読んでいると思います。音楽をあまり聞かないミュージシャンとか、お笑いをあんまり見ない芸人とか、映画を観ない映画監督って基本的にあり得ないじゃないですか。 「JUNK HEAD」というストップモーションアニメの映画があります。映画業界とは全く疎遠な経歴を持つ監督が、7年かけてほぼ全て自分ひとりで作り上げた作品です。この映画、映画製作経験が全くない人が作ったものなのですけれど「映画の基本」というのはちゃんと抑えてあります。監督は「映画は浴びるように観てきた」っていってたんですよね。手法はどこかで習わなくても、とにかく山のように作品を観ることで脚本や演出、カメラワークなどを学んでいったのです。 そういうのを「小説の書き方」みたいなテクニックで学んでいくやり方もありますが、やっぱりそこは「マニュアルだけを読んできた人」と「基礎を徹底的に作り上げた人」では基礎となる部分で差がありますよね。 そういう小説の基礎となるインプットが足りないってことなのではないかなと思います。「定番」とか「古典」ですよね。特に現代小説の基礎ってのは夏目漱石が作ったようなものなので、夏目漱石や三島由紀夫といったような、音楽でいうとビートルズとか映画でいうと黒澤明みたいな定番中の定番を読んでおくってことなのではないでしょうか。 「作家の文体がない」ってのは、別の言い方をすると「基礎ができていない」ってことでもあるのではないかなと思います。山下達郎や坂本龍一は聞くとすぐ分かるくらいに音楽性に確たる個性があるじゃないですか。 コラムやニュースサイトのライティングって、いってみればファミレスの食べ物みたいなものだと思います。ライターの個性なんて不要だし、小手先のテクニックで十分です。でも小説となると、ちゃんとしたレストランの料理です。そこに料理人の個性ってのはあってもいいと思うし、ないとファミレスと何が違うのかってなってしまいますよね。

noname#259322
noname#259322
回答No.1

すみません、私がアドバイスできることは一切ないです。 ただ一点だけ、拝読して思ったことがあります。 >(ごく普通の人を主人公に据えて狂言回しにするかどうか、常に迷っています) これを実践なさってみては?何回か。 また、出版社や投稿するコンテストを変えてみてはいかがでしょうか。 極端なことを言うと、SF小説コンテストから純文学コンテストに変えるなど、ジャンルを変えてみるのです。 >(ごく普通の人を主人公に据えて狂言回しにするかどうか、常に迷っています) こちらに関しては、別のジャンルで成功例を聞いたことがあります。 漫画家の話ですから、完全にリンクはしないだろうと思います。しかし、創作の一手法として参考になる部分もあるかもしれないと思うので書きます。 私が読んだのは、とある週刊連載漫画誌にデビューしたい漫画家のデビュー前の話です。たくさんのプロットを提出してもなかなか連載にこぎつけられない作家に、二人三脚の担当編集※も一緒に悩みます。 それでその担当編集は、先輩にアドバイスを求めました。 そうすると、 「(作家性の高い作家なら)普通の人を主人公にしてはどうか」 というアドバイスをもらったそうなんです。 私が読んだその初代担当編集のインタビューでは、その先輩の私見ではあるが、と前置きしたうえで、 普通の人が主人公だと読者は感情移入しやすい。それに、だからこそ他のキャラクターの変わった部分がより輝く、 というような内容だったと書かれていました。 その担当編集は作家は主人公を変えてはどうかと尋ね、結果的にその後その作家が読み切りを練り直し、当初脇役だった普通のキャラを主人公を据えた作品は連載会議を通り、後に社会現象を引き起こすほどの大ヒットとなりました。そのタイトルはおそらく質問者さんもご存知です。 なお、担当編集が「普通の人」を引っ張り出した逸話はファンブックにも書かれています。読者の少なくない数が編集の有能なエピソードと捉えています。 ※「担当編集」とは。漫画の場合、漫画家志望の人は何らかの形で出版社にコンタクトを取ります。連載を抱えていない有象無象でも、有望だと思えば出版社の編集は担当という形でその作家志望と密に連絡を取り合うようになります。そうやって連載にこぎつけられるような作品を作り上げるのが担当編集の仕事にひとつです。 個人的には、先の先輩の例えにある作品の主人公は、「普通の人」か…?と疑問に思うような部分もかなり持っています。その作品とは漫画「HUNTER×HUNTER」なので、主人公ゴンを「普通の人」と言ったことになるんですよね。かなり違和感があります。特異な生まれ育ち、恵まれた資質、後半の変貌ぶり。ですが、序盤は確かに「普通の感性のキャラ」として振る舞ってもいるんです。 漫画と小説では違う部分も大きいでしょう。 漫画はとりわけ「キャラが立っている」ことが非常に重要です。キャラが立っているとは、生き生きとしている、ブレておらず一貫した個を感じさせる、これらは大ヒット作品にはほとんど必ずある特徴です。 私はキャラがブレまくっている作品でヒットした例は「千と千尋の神隠し」しか存じません。20年以上、日本の映画興行収入第1位に君臨していた説明不要の作品ですよね。 しかしあれはあれで、そのキャラのブレ加減が、不安定な思春期の子ども、謎だらけで説明もされない異世界という舞台に奇跡的に噛み合ってもいるともいえます。 ただし、制作陣は最初からキャラブレを狙っていたわけではありません。複数でキャラを作っていたこと、制作中に監督と上位責任者とが喧嘩し、空中分解したことで生まれた偶然の産物です。 だからあなた一人で世界を構築する質問者さんは、キャラを立てるは意識されたほうが良いと思います。 「アイシールド」「Dr.STONE」の原作者が、ヒットのために話を組み立てるのなら、再現性の高い法則を探すべき、その中で >「キャラクターが立っている漫画はヒットする」の再現性はすさまじく、数々の作品で立証されています。確定事項だと思って頂いて結構です。 とも発言しています。 ジャンプの漫画学校講義録⑤ 作家編 稲垣理一郎先生「連載企画の立て方・考え方」 https://jump-manga-school.hatenablog.com/entry/05 このサイトは少年ジャンプが漫画家を掘り起こすため、育てるための施策のひとつです。 少年ジャンプはご存知かどうか、非常に熾烈な戦場で、読者からのアンケートで連載が継続するか打ち切りか決まるんですね。そのために作家はジャンプ読者に合わせてヒットを狙って自分をチューンナップしなければなりません。 小説とは違う部分が大きいだろうと、重ねて申し上げます。 ただ拝見すると、あなたの小説も人間ドラマが皆無ではないはずだと感じます。 読者、人間がもっともひきつけられるのは人間ドラマでもあるでしょう。それがどのような形であれ。登場人物がプラスであれマイナスであれ、強烈な誘引力を発するなら、審査員は無視しないはずです。 そのためには物語を進行させる動機を持った「普通の人」を中心に据え、他のキャラクターとの差異をくっきり浮かび上がらせることは、試す価値があると私は思います。 冗長な回答となり、恐縮です。

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