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昔の猿はおとなしかった?
日本猿は江戸時代以前も人間の食べ物を強奪したのでしょうか?桃太郎の話では吉備団子を乞う場面がありますが、犬猫のように昔はおとなしかったのですか?
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昔も今も猿は決しておとなしくはなく農作物を荒らしています。 江戸時代でも、今で言う「有害鳥獣の駆除」の目的での鉄砲の所有や使用は認められていましたが、猪や鹿だけでなく猿が作物を荒らしたという史料も各地に残っています。(以下引用は「福井県史」通史編4 近世二) 江戸時代には猪や鹿・猿等も多く、これらが作物を食い荒らすことも多かった。とくに、若狭や南越の山地ではこれらの被害が多かったようである。 …(中略)… 嘉永三年の河野・今泉両浦では、猿がおびただしく徘徊し、作物一切を食い荒らすというので、福井藩奉行宛てに鉄砲一挺の借用を願っている(浜野源三郎家文書)。(引用終わり) 詳細は下にあります。 https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/fukui/07/kenshi/T4/T4-2-01-03-01-07.htm 次のURLは山口県岩国市の「広報いわくに」の記事です。 https://www.city.iwakuni.lg.jp/uploaded/attachment/27774.pdf
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- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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猿型の妖怪がいるくらいですから、凶暴な猿もいたのでしょうし、賢かったので、罠にかかることも無く、度々人間を困らせていたようです。 猿まわしという曲芸は古くからありましたが、小猿から育てないと無理だそうです。 桃太郎の猿は元々人間で、楽々森彦命(ささもりひこのみこと)でした。 智勇に優れた人物でしたので、賢い猿に当てはめられてしまったようです。 桃太郎のモデルである吉備津彦命の岳父でもあります。 ちなみに犬も雉も元人間です。
- eroero4649
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なに簡単な話です。昔は人間におイタをするような猿がいたら、捕まったら容赦なく殺されただけです。それだけのことです。 猿にとって人間が「自分たちに危害を加える危険な存在」なら、最初から近づかないですよ。 じゃあなぜ現代社会は猿を駆除しないのかというと、実はニホンザルというのは「北限の猿」で、絶滅危惧種としてレッドデータブックにも登録されてしまっているのです。 猿って、基本的に肌が黒いです。チンパンジーもゴリラもヒヒもみんなそうでしょ。でも、ニホンザルって肌がピンクですよね。そう、ニホンザルはサル界の白人なんですよ。世界に稀なる「白い猿」なのです。それに加えて温泉に入るなどという珍しい生態を持っている。なので簡単に駆除できないのです。
- 5555www
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平安時代末から、鎌倉時代初期にかけての作品に「鳥獣戯画」という現代でいえば漫画的な作品があります。 https://ja.wikipedia.org/wiki/鳥獣人物戯画 猿・うさぎ・かえるが有名ですが、麒麟のよう実在しない動物も描かれているようです。 この中でも、「猿」はずるがしこい存在として描かれているようです。けっして「おとなしい」とはみられていなかったように感じます。 「逃げる猿」 https://j-art.hix05.com/10choju/choju04.html 走って逃げる猿の犯人と、それを追跡する兎・蛙の検非違使/仰向けにひっくり返った蛙(喧嘩の被害者か)と心配して声をかける兎・蛙、「何ごとか」と振り向く狐の一家。 私は、詳しくはありませんが、参考になれば幸いです。
- uechan2525
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日本猿は、昔から野生下で生息しており、人間と同じように様々なものを食べていました。江戸時代以前から、人間の食べ物を狙って強奪する猿の話が残されています。また、吉備団子を乞う場面がある桃太郎の話に出てくる猿は、人慣れしていたり、人里に出没する猿のことが描かれていますが、それでも猿が人間の食べ物を餌食にすることはあったでしょう。 ただし、猿が犬や猫のようにおとなしいというわけではありません。猿は野生動物の一種であり、攻撃的な場合もあり、手荒な扱いには反応します。人間が猿にとって脅威になる場合もあります。