三平方の定理は、直角三角形の斜辺の長さを表す式であるa^2 + b^2 = c^2で表されます。以下に、代表的な三つの証明方法を紹介します。
証明方法1:図形による証明
直角三角形ABCを描く。
辺AB、BC、ACにそれぞれ長さa、b、cを与える。
直角三角形ABCの外側に正方形DEFGを描き、辺DE、EF、FG、GDをそれぞれ辺AB、BC、AC、CAに平行に引く。
図形上で三角形ABCと正方形DEFGを分離し、余分な部分を取り除く。残った部分は、四角形ABGDと四角形BCEFである。
四角形ABGDと四角形BCEFは、それぞれ長方形であるため、面積はそれぞれabとc^2となる。
一方、正方形DEFGの面積は(c+a)^2となる。
四角形ABGDと四角形BCEFの面積の和(ab+c^2)は、正方形DEFGの面積(c+a)^2に等しい。
これを式に置き換えると、a^2 + b^2 = c^2が導かれる。
証明方法2:代数的な証明
直角三角形ABCを描く。
辺AB、BC、ACにそれぞれ長さa、b、cを与える。
三角形ABCの直角をBとし、角ABCをθとする。
sinθ = a/c, cosθ = b/c, tanθ = a/bであることを利用して、以下の式が導かれる。
a^2/c^2 + b^2/c^2 = (a^2 + b^2)/c^2 = (c^2/c^2) = 1
これを式に置き換えると、a^2 + b^2 = c^2が導かれる。
証明方法3:類似な三角形による証明
直角三角形ABCを描く。
辺AB、BC、ACにそれぞれ長さa、b、cを与える。
辺ABとBCにそれぞれ長さaとbを与え、頂点Bを通る直線を引き、この直線とACを交わる点をDとする。
三角形ABCと三角形CBDは相似であり、これらの比率は以下のようになる。
AB/CB = BC/BD = AC/CD
お礼
一気に3つも教えてくれてありがとうございます