「箕」は原則として音は「キ」訓が「み」です。
ですから「箕面(み-おも/み-の-も」「箕島(み-しま/み-の-しま)」「箕谷(み-や/み-の-や/み-たに/み-の-たに)」など、そのまま読む地名と連体助詞「の」を加えた読み方が各地に混在します。
例)
「箕島(みしま)は、岡山県岡山市南区にある大字である。古くは三島とも表記されていた。」
「箕島町(みのしまちょう)は、和歌山県有田郡にあった町。」
(共にWikipediaより)
「井上」に至っては音訓と連体助詞「の」の組み合わせで様々な読み方が存在します。
「いのうえ,いうえ,いがみ,いのうゑ,いのえ,いかみ,いね,いねい,いない,いなえ」
「四谷」など伝統的な「よつ-や」に対し、JR駅名「四ツ谷」は「よ-ツ-や」と「ツ」を加えています。
「熊谷」も「くま-がい」であったり、連体助詞「が」を付加した「くま-が-や」という地名になったりもしています。
「三宮」も、JRが「三ノ宮」、阪急、阪神、地下鉄、ポートライナーは「三宮」です。