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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:彗星の写真(縦)の尾の向き)
彗星の写真の尾の向き
このQ&Aのポイント
- 日本では縦位置の彗星の写真は「頭部を下にして尾が上に伸びた」構図が一般的です。
- 海外では「頭部を上にして尾が下に伸びた」構図の彗星の写真もよく見られます。
- この違いはどこから来るのでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
ご質問ありがとうございます。彗星の写真についてのおっしゃる通り、頭部を下にして尾が上に伸びた構図は、日本の天文学界では一般的なものです。これは、彗星の尾が太陽と反対方向に伸びるため、夜間の彗星の尾は地平線の上方に伸びることが多いためです。 一方、海外の書籍や雑誌では、頭部を上にして尾が下に伸びた構図がよく使われます。これは、一般的な地球観測者にとって、彗星が上昇するロケットのように見えるからです。また、この構図は、彗星の尾が太陽の方向に向かっているということを強調する効果があります。 つまり、彗星の写真における頭部と尾の向きは、その地域の文化や観測者の視点によって異なる場合があるということです。また、彗星の動きによっても異なる場合があります。彗星が地平線に近い位置にある場合には、彗星の尾は地平線に向かって伸びることが多いため、日本では頭部を下にして尾が上に伸びた構図が好まれる傾向があります。
お礼
天文学そのものに関する質問ではないので回答が寄せられるか懸念されましたが、わかりやすいご回答ありがとうございました。ご指摘のように「好まれる尾の向き」が国によって違うことは確かなようですね。「彗星の尾の見かけの向きに決まった方向などない」と言ってしまえばそれまでですが。 質問者は1970年の多胡・佐藤・小坂彗星やベネット彗星以来今年のZTF彗星まで多数の彗星を撮影・観望してきました。彗星が一日のうちで朝夕2回見えることがありますが、その両者で尾の見かけの方向が大きく違うこともありました(1997年3月半ばのヘール・ボップ彗星の場合、明け方の彗星の尾は立っていて夕方の彗星の尾は寝ていた)ので、彗星の尾の見え方の「標準形(?)」を考えること自体ナンセンスかもしれません。 同じ彗星でも尾が立っているのと寝ているのでは印象が大きく異なります。(特に地上の風景と一緒に撮影した場合)星座も東から昇ってくるときと西に沈むときとでは当然見え方が違いますが、彗星の尾の向きほどは印象が違わないのはなぜだろうと興味深く感じます。