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日本郵船などはなぜ10倍になったのでしょう?
ひさしぶりに株価をみると、日本郵船などの海運株が爆謄してました。 なぜでしょう?業績が良いのは分かるのですが。
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元、海運関係です。 メーカーが商品の値段を決める時は、「原材料費用+開発工数(人件費)+生産コスト、その合計に利益率何%」というような概算の考え方があり、そこからはじき出される価格と相場を見て値段を決定します。人件費の単価や原材料費等は、おおよそ決まっています。 他方NYKのような「傭船社」は、「適正な原価」や「適正な人件単価」と呼べるものがないので、景気次第である意味「際限なく」要求することが出来ます。コロナ禍のような前例のない状態では、価格が高騰すれば高騰するほど、さらに値段を吊り上げることができるんです。100%人件費であり、NYKの都合で100%付加価値にできるため、いくらでも請求できてしまうんです。 水商売と同じですね。その代わり、飽きられたら即倒産ですし、自己を起こせば即倒産にもなります。(NYKは過去「中ノ瀬座礁事故」で、本当に倒産寸前になったことがあります。その日に備えて「儲かるうちに儲けられるだけ儲けよう」という発想があります。) まあ、考え方自体はヤクザのしのぎと同じですね。