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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:スペイン語の影響・・・?)

スペイン語の影響とは?

このQ&Aのポイント
  • イタリアの南の方ではpassato prossimo(スペイン語:preterito perfecto)を使うべきところでpassato remoto(スペイン語:preterito indefinido)を使うようです。
  • イタリア語ではpassato remoto(preterito indefinido)は、小説の文章に使われたり、現在に全く関係のない過去の事を表現する時(ドキュメンタリー番組の過去の回想など)に使われます。
  • スペイン語ではどんな時、使われますか?

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noname#118466
noname#118466
回答No.1

スペイン語経由イタリア語を学ぶものが最初に戸惑うのがこの過去の扱い方の差です。イタリア語の近過去は スペイン語から見れば現在完了に見えます。 スペイン語のpreterito indefinidoは点過去、不定過去、単純過去などと呼ばれます。半過去を共有する 伊・西学習者にとっては点過去が分かりやすいのではないかと思います。半過去が動作が終了せず範囲もはっきりせず継続を示すのに対し、点過去は過去に動作が終了したことを示します。時間的経過のある過去でもまとめて点として捉えれば、点過去が使用されます。 El mes pasado viajamos por Europa 先月私たちはヨーロッパを旅行した。(先月には時間的長さがあるが、まとめて先月という点扱い) El profesor abrio' la ventana 教授は窓を開けた。 (これが本来の点の動作) 細かい差を無視すればスペイン語の時制は半過去を除き 英語と一致します。つまり、過去、現在完了、現在、未来です。ある過去の更に過去は大過去(haberの半過去+過去分詞)で時制の一致でよく使われます。 >その頃(1479年~)スペイン語がすでに確立していたとは思えないのですが。 答えは難しいですね。スペイン語成立の歴史では1475-1525をひとつの区切りとして、イベリア半島中央部における言語的統一がほぼ完了したとされます。 カスティリャ王国とアラゴン王国は1479年事実上の 合併をしています。(ナポリはアラゴンが1443年に 支配し、1504年にカスティリャ領となっています) 当時のスペイン語が未だ確立していなかったという最大の理由は正字法のことであり、文法が乱れていたからではありません。15~16世紀に過剰に取り込まれたラテン語、ギリシャ語、フランス語の語彙とそのつづりが混乱していたために、その整理は印刷術の発達による文法書やカスティリャ語の書籍の普及を待たなければならなかったということだと思われます。 ナポリ地方へのスペイン語の影響は充分考えられます。公式文書はアラゴン・カスティリャ語化されたと思われるからです。そして当時のスペイン語は近代語化という 意味では幕末と明治期のような近距離にあったからです。

cucciolo
質問者

お礼

回答をとても興味深く拝見させていただきました。 スペイン語で単純過去はpreterito indefinidoと呼び、イタリア語での単純過去 passato prossimoにあたるが、イタリア語のそれはスペイン語では現在完了(preterito pperfecto)として使われている...ちょっとゴチャゴチャしてますが...これで、なぜ南の人たちがpassato remoto(実質的にスペイン語のpreterito indefinidoですね)を使うのか理解できました。(ちなみに、南の人はavereを一般的に使うところでtenereを使います。これもスペイン語の影響ですね〈例〉ho un cane→tengo un cane) スペイン語成立の歴史は、「納得!」の一言です。 ありがとうございました。