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帝国海軍の「戦陣訓」
陸軍大臣東条英機が帝国陸軍に発した「戦陣訓」は、「生きて虜囚の辱めを受けず」の文言が有名ですが、帝国海軍でもこの「戦陣訓」に似たようなものがあったのですか。 それとも、陸軍の「戦陣訓」をそのまま海軍にも周知徹底したのですか。 よろしくお願いいたします。
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あれはあくまで東条英機「陸軍大臣」が陸軍将兵に配ったものです。 ただ東条英機は後に首相になっていますから、そういう人の名前で発行されたものを海軍が「俺らはそんなの関係ねえし」と失礼な態度をとるわけにはいかないですね。「へぇ、陸軍さんはこういうのをやってるんですね」くらいの感じだったと思います。 そもそも海軍ちゅうのは基本的に捕虜になりにくいです。軍艦同士の砲撃戦でもお互い何千メートルも離れてますからね。捕虜になるとしたら、乗っていた軍艦が沈められて海に放り出されたときくらいです。 そして全世界の海の男のお約束として、溺れている人間は誰であっても助けるというのがあります。だから可能な限りは敵であっても誰であっても助けようというのが原則ではあります。 なので救助に向かっている艦船を潜水艦などで攻撃するのは、一応紳士協定としては違反です。必ずしも紳士協定がいつでも守られるとは限りませんが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私も、だいたいそうだろうと思っていました。 eroero4649さんのご回答なので大いに納得しました。 「全世界の海の男のお約束として、溺れている人間は誰であっても助ける」というのは、私もまったく同感です。 帝国海軍にも立派な艦長がいたな、と調べてみますと、 スラバヤ沖海戦での駆逐艦「雷」艦長・工藤中佐でした。 開戦初期で勝っているときですから、日本軍も余裕があったようです。