• ベストアンサー

世界の食器の洗い方、気になります(^^; 

何気なく世界の食器の洗い方をYou Tubeで見てみました。 以前から何となくは知ってはいましたが、改めて、 洗剤の残り?が気になりました。 一日一日はどうもないのでしょうが、少量ながらも界面活性剤 とかが蓄積して体に害を与えたりはしないのでしょうか? 科学的な検証などはなされていないのでしょうか? 「ウチもそうしてるよ」とか、「大丈夫でしょう」とか ではなく、正確なところを知りたいのですが、 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34518)
回答No.2

誰かの体に何かの健康被害が発生したとして、その原因を「洗剤である」と特定することは事実上不可能であると思います。そんな危険なものが入っているわけではないですからね。 さて#1さんが日本の水の清潔さについて言及していましたが、日本では水道水の殺菌に塩素が使われています。塩素はプールの殺菌などにも使われますが、それだけ強力なものでもありますし、何より塩素というのは毒ガスの原材料でもあるので「そんなものを水道水として我々は飲んでいる」と警告するナチュラリストもいます。 日本で塩素を使って水道水を消毒するようになったのは、今からおおよそ百年前の大正時代に東京市(現在の東京都)で塩素を使った水道水の消毒が始まったからです。 それを始めたのは、医師としての顔も持つ当時東京市長だった後藤新平でした。なぜ彼がそれを始めたのかっていうのはなかなか面白い裏話があって、当時の日本は「シベリア出兵」というのをやっていたんですね。そのときに毒ガスとして使うために陸軍が大量の塩素を用意していたのです。だけど結局(幸いなことに)毒ガスを使わないままシベリア出兵は終わって、陸軍には大量の塩素の在庫が残ったのです。それを知った後藤新平はその大量の塩素をもらい受けて「水道水の浄化」を始めたのです。 実はそれまで東京では、乳幼児の死亡率が決して低くありませんでした。それが水道水が塩素消毒されることによって、東京での乳幼児死亡率が劇的に改善されたのです。 つまりそのくらい「水が清潔かどうか」というのは子供の生きるか死ぬかに関わってくる重要なことなのです。今でもアジアや中南米やアフリカの貧しい国々では乳幼児死亡率が極めて高い場合がよくありますが、それは飲料水の清潔さが影響している可能性が高いといえます。子供は「不衛生な水を飲んでお腹を壊して脱水で死ぬ」ってことがとても多いのです。水が不衛生なら、いくら水を飲んでもお腹を壊すばかりなので脱水が治りませんよね。 この東京における健康状況の改善が明らかになって、水道水の塩素消毒は全国に普及するようになります。このことは世間ではあまり知られていませんが、後藤新平の功績のひとつです。 https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=41369?site=nli 塩素は消毒効果があって化学薬品のひとつなので、それそのものがひとつの「毒」であることは事実です。 しかしそれが人々の公衆衛生に大きなプラスになっているようなこともあります。 お皿に残った洗剤の残りが健康に影響を与えるかもしれませんが、きちんと洗っていない不衛生なお皿を使う健康への影響というのもあります。 ところで「お皿の清潔」についてもうひとつ面白い話を。 14世紀に、ヨーロッパでペストの流行がありました。北イタリアでは住民の9割が死んだといわれるほどでした。この新型コロナウイルスのパンデミックで、改めて私たちの間でも話題になりましたよね。 http://www.y-history.net/appendix/wh0603_1-090.html このペストの流行地図で、今のポーランドのあたりがほとんど影響を受けていないことが分かると思います。 実は当時ポーランドでは、蒸留酒(ウォッカやウイスキーのようなお酒)でお皿や家具を拭くという習慣があったそうです。それだけで、ペストの流行が防げたのです。ま、逆にいうと当時の西ヨーロッパの都市がどれだけ不衛生だったのかって話でもあるのですが。当時のヨーロッパの都市には下水がなかったので、糞尿はそのへんに垂れ流しだったのです(本当)。そりゃペストも流行るわって話です。 実は「医者の手が不衛生で医者の手を媒介して病気がうつるから、医者は手を洗え」ということはほんの100年かその程度前にいわれたことなんですけどね。しかもそれを言い始めたお医者さんは同業のお医者さんたちから「医者が病気を媒介するなんて、そんなバカな話があるか!」って批判の十字砲火を浴びて失意のまま亡くなるっていうね。 http://www.tamakyo.com/areainfo/2003/

id_koneko
質問者

お礼

むか~し、「そんな危険なものを売っているはずがない」という考え方の基、洗剤を買って使用している、というのを本で読んだのを思い出しました。 またむか~し、パリでは100年ほど前?まで窓から下へ糞尿をまき散らし、ハイヒールができた、というのを本で読んだことも思い出しました。 ご回答全般、とても興味深く読ませていただきました。 長い長い歴史を経ての現在なんですね。 改めて思いました。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.1

洗剤の毒性どころか、碌に浄水されていない水が水道から供給されているところはごく普通にあります。水道の水がそのまま飲める日本という国は例外的と言っていいくらいです。水道水に元々含まれている細菌や不純物を考えれば取るに足らないということなのでしょうね。

id_koneko
質問者

お礼

へぇ・・・ そうなんですね。 驚きました。 日本の水は世界一というのは知っていましたが、 水自体が綺麗でないのですね。 毒物?がどんどん体に貯まっていかないか、 他人ごとながら気になります。 どうもありがとうございました。

関連するQ&A