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インフレと利上げ
- インフレになると利上げしてインフレ率を押さえると言いますが、このインフレは消費者物価の事でしょうか?
- 金利が上がるとむしろ生産設備導入のための借り入れの金利が上がるため生産コストが増し、消費者物価は上がるような気がします。
- これまでは消費者物価上昇に対して政策金利を引き上げていたと思いますが、実際にこれでCPIが低下したのでしょうか。低下したとしたら、どういう波及経路で低下したのか教えてください。
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>これまでは消費者物価上昇に対して政策金利を引き上げていたと思いますが、実際にこれでCPIが低下したのか。低下したとしたら、どういう波及経路で低下したのか・・ 「調べてみましたが分かりませんでした」では回答になりませんが・・これが、私の出した答えです。 何しろ、日本は「失われた30年」と言われるようにデフレ続きで、物価を何とかして上げようともがいてきたわけです。 そんなところに、エネルギー価格高騰によるコストプッシュインフレが押し寄せてきたので、利上げしてインフレ率を押さえる政策が、今のコストプッシュインフレに対してどんな効果を出すのか、私には分かりません。 米・英は、日本より一足先に利上げをしましたから、この結果を見てみたいと思います。 以下、調べた内容です。 まず、「消費者物価上昇に対して政策金利を引き上げていた」について。 30年以上も前に、このような政策をしたのかもしれませんが、たとえそうであっても、今の日本の状況に合うのか疑問です。 日本の政策金利は、バブル景気に湧いた1990年10月に7.76%という高金利になって以降、今日までずっと低下トレンドです。 その間、政策金利がわずかに上がったのは、94年から95年にかけて、そして2003年から2004年にかけての時くらいです。 下記のサイトに分かりやすいグラフがあります。 参考グラフ。「家づくりコンサルティング株式会社」 1970年から2022年までの金利推移 日本銀行統計資料より作成 https://iecon.jp/loan/loan_kinri/ 一方の「消費者物価指数」の推移を下記サイトで見てみますと、「失われた30年」のとおり、物価は悪い意味で安定しています。 消費者物価指数半世紀の推移とその課題 予算委員会調査室 https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h30pdf/201816902.pdf 4-5/27ページ「【図表2-1】平成期の消費者物価指数の推移(対前年比)」 このサイトの説明によると、 「その安定期の中で、対前年比が上がっている年を見ると、1989(平成元)年の消費税導入(3%)、1997(平成9)年の消費税率引上げ(5%)、2014(平成 26)年の消費税率引上げ(8%)と、いずれも消費税に関わるもの」です。 さらに「消費税以外が要因のものとして、2002(平成 14)年 から 2008(平成 20)年にかけての山は、「戦後最長の景気」あるいは「いざなみ景気」とも呼ばれる好景気の期間で物価が上昇したものであったが、リーマンショックで再びデフレに戻ってしまったことがわかる。」 長々と書きましたが、上記の「いざなみ景気」ごろの金利を見ると、金利と物価の関連が分かるのかもしれません。 ちょうど、ピタリの解説を見つけました。 「All About マネー」 「物価上昇と長期金利の関係は薄い?」 https://allabout.co.jp/gm/gc/421425/ 中ごろにある「消費者物価指数と新発10年国債の表面利率の推移(2005~2008年)」グラフが分かりやすいです。 >金利が上がるとむしろ生産設備導入のための借り入れの金利が上がるため生産コストが増し、消費者物価は上がるような気がします。 その企業の製品・商品で見ればそうなるかもしれません。 しかし、その新規導入設備で生産性が向上すれば、生産コストを下げることができますし、また企業は、その効果を狙って設備投資すると思います。 長文、失礼しました。
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- gunsin
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御存じの事と思いますが、流通している、貨幣が物品より、価値が 下がると品物を購入する為に高値で買います、これがインフレです。 日本銀行は、お金の価値を上げて為に、金利を上げる政策を、取り ますが、これで、物価上昇を抑えれる程、単純な世界では、無いよう です。 為替の円安、円高だけで、得する企業と損する企業が有ります。 輸出企業が、消費税の還元として、多額の金額を得ています。 損する側の企業は、文句を言います、文句の影響力を増すために 政治献金をします。 グローバル化した現在は、あちらを立てれば、こちら立たずの、 状態なのです、これを解決するには政治家の力で行うしか、 ないのです。 田中角栄や福田赳夫の様に、損する側に「今回は我慢して、俺の 言う事を聞いてくれ」と言える政治力が必要なのです。 安倍晋三は無駄に長く、首相を勤めて、私腹を肥やしました。 その前の、民主党政権は、三人の馬鹿な首相を輩出して、日本を 混乱させただけです。 小泉純一郎は、企業に都合の良い、法律を作り、非正規社員を 数多、生み出し、貧富の格差を広げる元を作りました。 その元を作ったのは、国政選挙で投票率が半分チョットに、 在るのです、投票に行かないのは、自分の意思を放棄したので、 現状の状態に文句を言う資格がありません。 自分の身に降りかかる事なので、政治に無関心で、いてはダメ なのです。 団塊世代の私は、先が見えてますが、現役の世代の方々には、 投票に出かけて、日本国を託せる、リーダーを選んで貰いたい のです。 質問の主旨とはから外れた、上から目線の回答ですよね、 文書力のなさは、御容赦の程を・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。 >流通している、貨幣が物品より、価値が下がると品物を購入する為に高値で買います、これがインフレです。 このことが起きるのは不動産や貴金属など資産の分野ではないかと思います。インフレというのは消費者物価(CPI)を見てると思いますが、これは日用品なので別の話ではないかと思います。 お金の価値が下がるから食料品をどれだけ買いだめできますか?結局一定のペースで買うしかないでしょ?という事です。CPIには住居費も帰属家賃も入ってますので不動産価格が下がれば物価が下がるとは言えますが、少なくともエンゲル係数の高い人の生活を救うものではないように思いいますね。
- amfree
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消費者物価?ってなんですか? 消費者物価指数(CPI)の勘違いからきたあなた自身が作った言葉ですかw インフレとはインフレーション(Inflation)の略で、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価=ものの価格)が上がることをいいます。
お礼
ご回答ありがとうございます。面倒だから書かなかっただけですw それはともかく利上げが資産インフレに効くのはよくわかります。でも日用品のインフレ(いわゆるインフレ)に対してどのように効くのかわかりません。だってどっちにしても買うでしょ。 それに利上げすると生産する企業の設備投資(の借入金利)に影響して生産コストが増す、あるいは設備導入を控える事によって生産コスト増もしくは供給量低下を引き起こし、むしろインフレを促進するのではないかと思います。 利上げでどのようにインフレが収まるのか知りたいです。
- Broner
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インフレは消費者物価の事です。 物価は、教科書では、需要と供給によって決まると習いましたが、現在、コロナ支援で、各国とも、国債を発行して、消費の減った企業に倒産しないように支援しています。 政府の国債発行が大量になり、売れ残ると、返済が大変だから、国債金利を上げずに、日銀が紙幣を印刷して、国債を買い入れ、資産を増やすと言う言い方をしています。 これにより、市場に通貨量が、マネーサプライが増え、物価高インフレになります。 通貨量増減も、物価を決める要素なのです。 日銀は、その前から不景気だったので、景気回復のため公定歩合、今は政策金利を下げて、5%から0.25%に下げています。 金利は低い状態です。 日銀は、コロナ支援のための国債買い入れ、通貨量増によるインフレを減らすため、金利を引き上げ、国債金利も引き上げ、売れ残りを減らし、国債の日銀引き受け額を減らすのです。 また、低い金利で、民間銀行の預金も少しは、預金に戻り、通貨量を減らすのです。 コロナ下で、消費が、需要が、減っています、需要が戻ることが、一番大事です。 消費が増えれば、政府の税収も増え、国債の返済も楽になります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 国債の償還ではなくてインフレのコントロールについて論じて頂ければありがたいです。
お礼
初めて真正面からのご回答ありがとうございます。わかんないですよね。経済学の教科書にこんな理論だけ書いて放置するのは考え直した方がいいように思います。 まずインフレ対応で政策金利引き上げというのは経済がグローバル化する前の理論だと思いますのでご指摘のような外的要因によるものも含めるとさらに複雑化してしまうのでとりあえず”さておいて”います。米・英は産油国なので原油高は外的要因じゃありません。ただ原油だけ高騰して国内の石油産業だけ儲かると産業間の不均衡が生じるので強引に物価上昇を抑えるのもどうかという気もします。 私は実感としては90年代以降しかわかりませんが、90年のバブル前後の政策金利の影響は完全に資産インフレ/デフレであり、政策金利は消費者物価には関係ありませんでした。為替を通して若干の影響はあったかもしれませんが、微々たるものと思います。 2000年以降は中国初のデフレがあり、政策金利とは無関係だったでしょう。 2008年のインフレは原油の147ドルの影響じゃないかと思いますが、どうでしょう。 政策金利と消費者物価の関係を観察するには1980年以前にさかのぼらなくてはいけないと思います。 物価上昇と長期金利の関係は一般的には政策金利によるインフレ率のコントロールというよりは、期待インフレ率を織り込んだ長期金利の変動というべきで、主客が逆ではないかと思いますが、日本の場合は日銀による非伝統的金融政策(量的緩和・日銀による国債買い入れ)が行われていましたので、長期金利もいじってましたね。しかし、これは物価のコントロールというよりは投資誘因による景気対策だったと思います。もちろんデフレギャップ穴埋めと考えれば物価政策と言えるかもしれません。 こうして見ると近年の国内の金融政策は外的要因が大きすぎて国内要因に対する影響がわかりにくいです。でも諸外国の例を見ても疑問はぬぐえません。 1980年前後のアメリカのインフレを当時のボルカーFRB議長が政策金利引き上げで腕力をもって抑え込みましたが、どういう波及経路だったのか興味があります。