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脳内の青斑核とパニック障害

いろいろなホームページを見ていて、疑問に思ったので、教えていただけますか。 パニック障害という病気の発症には、脳の中の「青斑核」という部分が関係していると、いうようなことが書かれていたたのですが、どういうことでしょうか。 また、青斑核というのは、脳のどのあたりにあって、本来どのような働きをするものなのでしょうか。

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回答No.1

青斑核は延髄の上方の「橋」にというところに存在します。左右1対あって、大きさは長径数ミリ程度のおおきさです。メラニン色素をもっているので脳室表面から透かして見ると青い色をしているで簡単にその存在がわかります。主な神経生理物質はノルアドレナリンで、交感神経の興奮と密接な関係をもっています。脳の覚醒レベルに影響があり、体の内外の環境の変化に対する注意、判断・対応などに関係しています。二酸化炭素濃度のモニターを行う細胞は脳幹網様体にありますが、この細胞が誤作動を起こすとその誤った情報が青斑核に伝えられてしまい、青斑核は急速な酸素濃度の変化に対応すべくパニック的な対応をお越します。これがパニック障害の機序です。青斑核は本来は脳の覚醒レベルや注意レベルを高め、身の回りで起ころうとする現象に対して素早く対応し、自らの命を守り、または仲間を守るようなことに積極的に役立つ行動をつくりだします。

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