こんにちは。
今から私が書くのは私の仮説なのであしからず。
生物にとって寿命へのダメージが高いものに過酸化水素、一重項酸素などがあります。(これらは一般的に活性酸素とよばれております。)
では、活性酸素が増える最大の要因は何なのかと言うと、ミトコンドリアなのです。細胞にとってミトコンドリアはけた違いのエネルギー産生工場ですが、エネルギーを生み出すたびに活性酸素を生み出します。
生み出された活性酸素はDNAなどに多大なダメージを蓄積させていくわけです。
もちろん、生物には防御機構がありまして、かなりの活性酸素は除去されますが、結局のところ、長生きするのに重要なのはいかに活性酸素を出さないかです。
で、鳥なんですけど、飛ぶと言うことはすさまじいエネルギーがいるんですね。介すればそれはいかに効率よくエネルギーを得るかが重要になってきます。逆にいえば、効率よくエネルギーを生み出すことができない鳥は飛ぶことができないので進化の選択圧がかかった。すなわち、よいミトコンドリアをもった鳥だけが生き残ることができた。
良いミトコンドリアと言うのは、結局のところ、活性酸素も出しにくいミトコンドリアで、結果として長寿となった。
というのが私の仮説です。
ちなみにこうもりも同型の哺乳類と比べて長寿だとか。
人間でもたまに効率の良いミトコンドリアを持っている人はいるらしいです。ただ、哺乳類は鳥類ほどミトコンドリアへの進化の選択圧がかからなかったのではないかと。
長寿と言うのは生殖活動後の寿命が長いということですから、それ自体は進化の選択圧とはなりにくいので、
ま、仮説です。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、鳥は哺乳類でないというのがポイントなのですね。まったく気づきませんでした。