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気管切開について実績・権威がある医師や病院を教えて下さい。
昨年末、私の父はくも膜下出血で倒れました。その後遺症による声帯麻痺と気道狭窄で現在気管切開をしています。 声帯麻痺が少しでも良くなって欲しい、父と話せるようになりたいという思いが大変強く、可能性があることならば どんなことでも試してみたいと思っております。 声帯麻痺に関して、実績や権威のある医師や病院を探しています。ご存知の方がいらっしゃいましたら、 教えて頂けますでしょうか。 どうか宜しくお願い致します。
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・脳出血後少なくとも3ヶ月以上経過して、声帯、喉頭の機能が戻らず、それが脳の障害ではないと判断されている場合。 ・意思の疎通などその他の脳機能が回復している。 ・手術に耐えうる年齢。 などを考慮して喉頭の形成術をするかどうかです。 ただし、難しいのが、嚥下障害や発声障害が軽鼻・経口的な気管カニューレによる損傷だけによるものか、脳障害によるものかの判断です。 手術自体も侵襲的です。もとより他の活動性が低下している場合(寝たきり状態など)には、喉頭の形成術だけすればよいというものではないので、その点です。 適応があるかどうかを主治医に相談してください。 適応が認められた場合には、手術自体はそれほど特殊なものではないので「実績や権威」を要求することはないでしょう。 ただ、私の経験から、気管カニュ―レの損傷に見えても、それだけ気管カニューレからの離脱ができなかった状況があるわけですから、喀痰の排出はもとよりかなり悪い、あるいは脳障害による構語障害、嚥下障害が伴っている可能性は大きいのです。 むしろ、喉頭形成術の効果があると考えられるケースはかなり稀であることも事実です。それから、カニューレを入れていたとしても、声帯麻痺はやはりおきません(声帯麻痺=反回神経麻痺ということなのですがこれはすでに挿入された気管チューブで損傷することは稀です。) すぐ医者や治療機関を紹介・探す状況なのかは上記の理由でここでは判断できません。
◆気管切開をしている理由、後遺症は何によって、脳のどこの障害によって出ているのかについて、今一度主治医にお聞きになってはいかがでしょうか。 (1)通常、くも膜下出血で「声帯麻痺」や「気道狭窄」はおきません。くも膜下出血を原因とするならば、正しくは「球麻痺」あるいは「仮性球麻痺」で構語障害と嚥下障害が起きていることと考えます。 (2)あるいは、出血の急性期に気管カニューレを長期間入れたため、あるいは気管カニューレで声帯や喉頭を損傷したために声帯麻痺と気道狭窄が生じてしまったのでしょうか? その場合は、大学病院レベルの耳鼻咽喉科での手術が必要になります。 ◆くも膜下出血によるものであれば、声帯の治療をしても意味がなく、脳そのものの機能回復がなければなりません。また、くも膜下出血が言語中枢(右利きの方であれば多くは左半球の側頭葉)の損傷があれば失語症状が出ますので、話すことに障害が出ます。 ◆脳血管障害の場合、まず後遺症がどうして出ているのか、どこに原因があるのか明確な説明が可能ですので、それによって、試してみる治療が決定できます。 ◆(1)と(2)では全く対処が異なりますので、それがわからないとアドバイスもできません。よろしく。
補足
説明不足で申し訳ありません。 父の場合、(2)出血の急性期に気管カニューレを長期間入れていたことによるものです。 嚥下障害、発声障害はありますが、失語症ではありません。 アドバイスをお願い致します。