客観的に「美味しく」は保障しかねますが、私が実践している方法を書いてみますので、参考に出来るようでしたら取り入れてみて下さい。
まず大前提の炊飯器ですが、CCPというあまり聞きなれないメーカーの、やっすい炊飯器を使っています。雑穀モードなんてものもあるのですが、炊き上がりまで時間が長過ぎるため利用していません。
玄米を炊く際には「白米」と同じモードで炊いています。
では、準備から。
遅くとも午前中には浸水を始めます。
お米マイスター曰く
「糠臭さを取り除くためには、玄米も白米と同様にといでから使うと良い」
だそうですから、そのようにしています。とぎ汁は結構濁ります。
そして、我が家では20時くらいに炊きますので、長いと10時間くらい浸水していることになります。夏場の暑いときには糠が発酵してきますから、途中で水を取り替えるか、何か工夫して温まらないようにするしかないです。とりあえず直射光には当たらないようにはしてますが、私はほぼ年間を通して放置し続けてます。
長時間浸水し続けると、ギャバが発生するという発芽玄米も作れるのですが、半日浸した程度では数粒で「発芽したみたい」くらいの状況で、それは期待しないほうが良さそうです。
米の状態や炊飯器で異なるかもしれませんが、試行錯誤で水加減は『白米の1.5倍』としています。これは単純に、お釜についている水加減の線を目安にしていて、1合の玄米に1.5合の水加減という意味です。
炊き上がるまでの時間は、水が多いために前述条件で約1時間かかります。
炊き上がってから少し長めに蒸らしたほうが柔らかいと思います。
ただ、玄米の外側の皮の部分は慣れなければ硬く感じると思いますし、受け入れられなければダメな人にはダメなんでしょうね。
糠を取り除いていないのですから糠臭いのは当たり前ですし、これは慣れるか、我慢するしかないかもしれませんね。
というのが私個人が実践しているものです。
白米と同様に、酢飯にする際には水加減は少なめにしています。かなりの量の酢も吸ってくれますので、酢飯も対応できるはずです。
また、何回か試しましたが、圧力鍋だと浸水時間なしでもいきなり炊くことはできました。が、二人分を5.5リットルの圧力鍋で炊くには不経済のためその時以降はやってませんが、ひとつの手段として紹介しておきます。
白米ですら「臭い」という人もいますし、ダメなら素直に諦めましょう。
どこかで聞いた話では、「白い食べ物は不健康」だそうで、色のついた玄米のほうが良いと述べてました。砂糖もそうですね。
逆に、玄米の硬い皮が腸を痛めるから食べてはいけない、と注意喚起する人もいました。まぁ、世の中なんてポジトークだらけですし、どれを信じるかはその人次第です。